【元記事を音楽ナタリーで読む】

超特急が本日9月9日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで写真集「超特急 PHOTO BOOK Eight Beats」の発売記念イベントを開催。イベントの合間に報道陣向けの囲み会見を行った。

【写真】8月に新体制1周年を迎えた超特急。

「超特急 PHOTO BOOK Eight Beats」は、2022年8月8日に9人の新体制となり新たなスタートを切った超特急の“新体制1周年記念”に制作された写真集。リーダーのリョウガはこの写真集について「長いようであっという間な、濃厚な365日を過ごさせていただいて、その日々について語ったインタビューも載っていたり。たった1年で築き上げた仲のよさが写真に出ているかと思えば大人っぽい姿が見れたりもして、1つのジャンルにとらわれない超特急らしさがでているんじゃないかと」と解説。「Eight Beats」というタイトルはユーキが付けたことも明かし、リョウガの言葉を受けたユーキは「Eightを8号車(超特急ファンの呼称)にかけているのと、音楽やダンスの用語である『エイトビート』がマッチするなと思ったんです。僕たちが8号車とともに笑顔になれる場所はライブ。そういった意味でもすべてがハマるなと思ったのでこのタイトルにしました」と、自身がタイトルに込めた思いを伝える。

会見の序盤、それぞれのお気に入りのページを問われると、9人は順に自身の推しカットを紹介。先陣を切った2号車のカイは「僕のお気に入りは、僕カイとタカシとシューヤの3人で写っているページ。狭い場所に押し込まれたんですけど(笑)、ぎゅっと距離の近い感じがかわいらしいので好きです」と語り「シューヤの“タコチュー”みたいな顔がかわいいので好きです」と付け加える。続くリョウガが「これはどうなんだ?という気持ちを込めて……」と言いながら開いたのは、魚眼レンズで撮影された9人のパーティシーン。「魚眼レンズなので、ただでさえ縦長な僕の顔がより引き伸ばされて……。引き伸ばしたことによって、オランウータンみたいな、チンパンジーのようなお顔になっているんですね。隣にいるアロハはカッコいいのに。僕だけねえ? なぜ事務所OKが出たんだろうってね……」と頭上にクエスチョンマークを浮かべつつ「とにかく、愉快なページだと思うのでこれですね(笑)」と回答した。

タクヤが選んだのは、自身のソロカットでも9人の集合カットでもなく、タカシのソロカット。「サングラスをかけている引きのショットが好きです。ビジュアル、メイク、モノクロで大人な感じが出ていて」と口を開いたタクヤは「タカシとは10年以上一緒にいて、出会った頃は中学生ですよ。その頃から見ているので、すごく大人になったなあと。ボーカルとしてたくましくなったなという姿が感じ取れるなと思ったので、この1枚にしました」と思いを語る。タクヤの説明を聞いたタカシは「ありがとうございますっ!」と笑顔を見せ、その様子にリョウガも思わず「めちゃくちゃうれしそう!」と反応。続くユーキは屋外で撮影された9人の集合カットをお気に入りの1枚に挙げ「このときまぶしくて、シューヤがとにかくうるさかったんです。『まぶしい、目が開かない、無理!』って。実際この写真も目をつむってますね(笑)。だけど、そのまぶしさをポージングに変えてごまかしているので見てもらえたら」と裏話を明かした。そしてタカシの順番が来ると、彼は「たまたま偶然」と言ってタクヤが挙げたものと同じソロカットのページを開く。「理由としては、カッコよく決められていることもあるのですが、発売されたタイミングで、タクヤが『この写真が好き』って直接言ってくれたんです。なので、両思いです!」とタカシがうれしそうに続けると、リョウガは「こんなところでやめてください(笑)」とタカシにツッコんでいた。

リョウガと同じページを開いたシューヤは、お気に入りの理由について「自然体で撮っていて、くだらない話をしながらボケて笑ってという姿が映っているので、普段の超特急が見せられているかなと思うので」とコメント。マサヒロバーベキューを楽しんでいる姿を切り取ったページを開き「9人で乾杯しているシーンが好きですね。今年のバーベキューはこれきりだったんですけど、9人で初バーベキューができてよかったなって。これからも9人で乾杯するタイミングがたくさんあればいいなと思ってこのシーンにしました」と思いを語る。アロハが挙げたのは「ハルと僕が載っているページ」で、その理由について彼は「海がバックでとてもきれいだし、兄弟感があるなって。僕とハルは“アロハル”って呼ばれていますけど、そのアロハルコンビがいい感じに写ってるので、僕はここがすごく好きです!」と解説した。そして最後に、ハルは「最後のページでみんなが夕日を眺めている後ろ姿」がお気に入りだと明かし「LINEのホーム画にしたいくらい好きです。なのでデータください!」とスタッフにリクエストする。9人全員が無事回答を終えたと思われたが、ここで報道陣からは、リョウガの顔が引き伸ばされたページをシューヤがお気に入りに挙げていることへの疑問が浮かび上がる。指摘を受け、リョウガが「そうだよ、どういうことだよシューヤ」と詰め寄ると、シューヤは「え、いつもそんな顔かなって……」と返し、周囲の笑いを誘っていた。

9人体制が1周年を迎えたことへの思いを問われると、マサヒロは「超特急に入って、日々新しい経験をさせていただいて。僕は加入するまでアーティスト活動を夢見てきた分、充実していました。僕ら2桁号車(シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハル)が1桁号車(カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ)を支えるくらいのパワーを発揮して、さらなる躍進をしたいなって思います」と決意を語る。すると、ここで報道陣からは「2桁号車の“担当”は、今後作られるんですか?」という質問が。「作るかどうかはまだわからないんですけど、もし作るとしたら何がいい?」とリョウガが4人に問いかけると、シューヤは「ドジっ子2(ツー)!」、マサヒロは「食いしん坊」、アロハは「陽キャ」、ハルは「悪ガキで」と即答してみせる。中でもメンバーの注目を浴びたのはシューヤの回答で、カイは「ドジっ子は(ユーキ)1人で手一杯なんで、これ以上手を焼かせないでください!」と懇願していた。

登壇した瞬間から、全員でにぎやかに場を盛り上げていた超特急の9人。メンバーの仲が特に深まったのは今年2月、イベント出演のためにタイに遠征したタイミングだといい、タクヤは「3日間ライブをしたんですけど、最終日には1日お休みをいただけたので、みんなで海に行ったりして。(タイには)お仕事で行かせていたんですけど、どこか旅行気分で浮かれて、移動のバスの中でもすごく盛り上がったりと楽しみました」と振り返る。そして「ほかに個々でごはん食べに行く機会もあるし、『もっとこういうことをしていこうよ』という雰囲気になっているので、4人のおかげで空気感が変わっていってるなと感じます。これからがすごく楽しみですね」と続けた。また、2桁号車の4人へ向け「オリジナルメンバーに直してほしいところはあるか」と質問が飛ぶと、シューヤは「ユーキくんなんですけど、地方に遠征したとき、ホテルのカードキーをなくしたと騒ぐんです。『財布の中は?』と聞いてもなくて、10分くらい探したあとにもう1回財布を確認したら入っていたり。そういうドジっ子なところを直してほしいです」とユーキに向けてひと言。一方でアロハは「オリジナルメンバーのいいところは」という質問に「僕はユーキくんをダンス面で師匠と呼んでいるんです。ユーキくんは極限の体力状態でも、心から出てくる根性で、アクロバットを全力でやるんです。それを見たときは流石だなと思います」とユーキを絶賛する。2人に正反対の言葉を向けられたユーキは「飴と鞭みたいな感じでね、言っていただいてうれしいです。照れちゃいます」とうれしそうに返答。すると彼の様子を見たリョウガは即座に「なんで2桁号車に飴と鞭されて気持ちよくなってるの(笑)。普通逆じゃない?」と疑問を投げかけ、メンバーの笑いを誘っていた。

最後にタクヤは8号車へ向け「日頃僕たちは、8号車の皆さんからたくさんの愛情と支えをいただいて活動ができています。新体制1周年、いろんなことがありました。出会いもあったし、別れもあったと思います。いろんな形があるけれど、皆さんのおかげで今があると思っています。この写真集をたくさん楽しんでいただけたら。そして、僕たち超特急と一緒にたくさんの鼓動を。“Eight Beats”を胸に刻んでもらえたらなと思います」とメッセージを送る。リョウガは集まった報道陣へ向け「本日は少しお足元の悪い中、ありがとうございます。新体制初の写真集、ぜひ1人でも多くの方に届いてほしいなと思っているので、この本の魅力を大袈裟に書いていただいて! 広げていただければと思います」と訴え、囲み会見を結んだ。

超特急