グラビアライター・とりと、グラジャパ！スタッフ・金髪りさ。ふたりのグラビア好き女子が、気になるグラビア美女やデジタル写真集について女子目線で語るコラム『グラビア美女画報～女子のためのグラビア講座』。今回はグラビアの王道・ビキニについて熱く語り尽くす！
■グラビアって奇跡みたいなものですよ！
とり もうすぐ夏も終わりですけど、金髪さんは、夏らしいこと何かされました？
金髪 いやー、特に何も......。去年もそんな話しませんでした？
とり あれ、そうでしたっけ。例えば、浴衣を着て夏祭りに行くとか、ビキニを着て海に行くとか。してないんですか?!
金髪 どちらもないですねぇ。っていうか、とりさんもないでしょう？
とり な、ないです（笑）。強いていえば、海でビキニ姿ではしゃいでいる女のコのグラビアを見て、海に行った気になったくらいですかね......。
金髪 それ、夏らしいことをしたって言わないですよね!?
とり アハハ。と、自分で問いかけておいて気付いたんですが、私たちは年がら年中、グラビアでビキニを見ているわけですけど、一般的には海やプールなど水遊びの場で着る"夏の衣装"なんですよね。普通に考えたら、当たり前のことだと思うんですが......。
金髪 グラビアは冬でもビキニを着ますもんね。見ているだけで寒そうだけど、案外「雪の上でビキニを着てみたい」って女のコもいるくらいの王道シチュエーションっていう。
とり そうなんですよ！ というわけなので今回は、「グラビアの王道衣装であるビキニにはどんな魅力があるのか」について改めて考えてみません？ ビキニの魅力について話し合う機会もなかなかないと思うんですよ。
金髪 ビキニの魅力かー......。言葉にするの難しいなぁ。とりさんが言っている三角ビキニって、この青井春ちゃんが着ているようなシンプルな形の水着のことですよね？
青井春 ＋Special『ワンダーラスト』（撮影／HIROKAZU）
とり まさに！ 必要最低限の布面積しかないし、お腹も太ももも隠しようがないので、スタイルに自信がないと着こなせない気がします。私は絶対ムリ（泣）。
金髪 早々にまとめちゃって申し訳ないけど、そこがビキニの魅力なんじゃないかな？ 隠しようがないからこそ、女のコのスタイルをストレートに楽しめる。下着にしてもそうだけど、男の人って、フリルとかリボンみたいな装飾をあまり好まないじゃない？ 無駄にいろいろデザインされているよりは、何の飾りもないシンプルなビキニのほうが見やすくて良いんだと思いますよ。
とり 女子的には、そういう飾りが「かわいい」と思ってしまいますけどねー。
金髪 ちなみに私は、高校3年生の頃に初めてビキニを着て友達とプールに行ったことがありますよ。
とり エェー！ ほ、本当ですか？
金髪 意外ですか？ 本当ですよ！ 「人生で一回くらいはビキニを着てみたいなー」って。シンプルな三角ビキニではないですけど、フリルのついた黄色いビキニを買いました。でも、ビキニって結構高いんですよね。2万円くらいしてビックリしましたもん。「洋服よりも断然布面積が少ないのに！？」って（笑）。
とり 水着も下着も高いですよねー。Tシャツなんて500円で買えることもあるのに......。で、実際に着られてみていかがでした？
金髪 それなりに胸がないと着こなせないことがハッキリと分かりました。今後、水着を買って出かけることはないだろうなって確信しましたね（笑）。胸が小さいとなかなか似合わないんですよ。ヌーブラで寄せても徐々にズレてくるし、ウォータースライダーになんか乗ったら終わり。それっきり一度も着ていないです。
とり 切ない思い出ですね......。
金髪 私の体験談に共感してくださる女性、いっぱいいると思います（笑）。だから、私たちが年から年中見させていただいているグラビアって、奇跡みたいなものなんですよ。ビキニが似合うのコがたくさん活躍されているわけですからね！
■ビキニを着たことがない時点で大人になりきれていないのかも......
とり 金髪さんは、ビキニの原風景って何ですか？
金髪 ビキニの原風景!? えーっ、何だろう。わりと定番だけど、ビールのポスターとか、ピンクチラシとか、街中で見かけることが多かったんじゃないかな？ 最近はめっきり見なくなったものの、私が子どもの頃（90年代）は、まだ目に触れる場所にたくさんあった気がします。何となく「子どもが見ちゃいけないものなんだろうなー」と思っていた記憶はありますね。とりさんは？
とり 私は、アニメやマンガで見た記憶が強いです。女子中高生の登場人物たちが夏休みに友達同士だけで海やプールに出かける、みたいな話があるじゃないですか。"自分たちだけで遠出する"っていうのも何だか大人っぽいし、そんなシーンで見られる女性らしい曲線のビキニ姿に「これが大人のオンナなんだ！」と感じていました。
金髪 たしかに中学生くらいのときに、いつからビキニデビューしてもいいんだろうって考えたことあるかも。
とり だから私にとってビキニは、大人の象徴みたいなイメージがあるんですよね。「いつか私もビキニを着て海に出かける日が来るのかなー」なんて思っていましたけど、そんな日はついに訪れませんでした（笑）。
金髪 あれっ。とりさんは一度もビキニを着たことがないんですか？
とり ないですし、今後も着る予定がなさそうですね。そういう意味では、10代でビキニを着てグラビアを頑張っている女のコを見ると、年下とはいえ、アニメを見て"大人のオンナ"を感じていた子どもの頃の感覚を思い出します。ビキニを着たことがない時点で、大人になりきれていないのかもしれません......。
金髪 そ、そんなことないと思いますけど！
とり いやー、負い目はありますね（笑）。当時16歳だった南みゆかさんが初めて週プレに登場した際のグラビアを見てくださいよ！ 2枚並べてみても、ワンピース水着のほうはまだ何となく幼さがあるっていうか、「うんうん、高校生なんだな～」って大人な気持ちで見ていられるんですけど、もうひとつのビキニのほうは「えっ、16歳ってこんな大人だっけ!?」って、途端に動揺しちゃうんですよね。......この気持ち、分かります？
南みゆか『16歳 おっとりなカイブツ』（撮影／小塚毅之）
南みゆか『16歳 おっとりなカイブツ』（撮影／小塚毅之）
金髪 大人顔負けのスタイルにビックリしちゃうってこと？ その気持ちは分かりますけど、スタイルに驚くのはワンピースのほうでも同じじゃない？ ビキニのほうが、より「おー！」っとなるのは分かりますけど。
とり 私、中高生くらいのときに、自分が女性らしい身体つきになっていくことにスゴく抵抗感があったんですよ。胸が膨らんで、腰回りがふくよかになっていく自分に戸惑っていたんですね。
金髪 そうなんですね。
とり 特にその意識が強かったのが10代半ばくらいだったから、16歳にしてビキニを着て、女性らしい体つきを堂々と自分の武器にしている姿を見ると「カッコいいな」って思うんです。自己肯定感を感じるというか。いろんな思いで水着になっていると思うけど、自分には、いまだにその覚悟がないので、キラキラして見えますよ......。私の自意識が強すぎるだけなんでしょうけどね。
金髪 女性らしい体つき云々言っていますけど、ビキニは、比較的爽やかな印象を与える衣装ではありますよね。ランジェリーだと艶めかしさが出てくるけど、ビキニの場合は、余程マイクロサイズじゃない限り、いやらしくなりすぎない気がするんですけど。
とり 確かに！ 大切な場面でのみ人に見せる機会のあるランジェリーに比べて、ビキニは、何だかんだ言っても海やプールで着る"不特定多数に見られることが前提"の衣装だし、健全な感じがします。
金髪 この吉田莉々加さんのグラビアを見てみてください。布団の上で撮影しているとはいえ、衣装がシンプルなビキニだからか、いやらしい感じがしないですよね。ビキニがグラビアの"王道衣装"たる由縁は、露出感はあるけどいやらしすぎないから、誰でも着やすい。そんなところじゃないでしょうか。iPhoneで「水着」と入力すると「ビキニ」の絵文字が最初に出てきますしね。
吉田莉々加『パワー、感じて。』（撮影／橋本雅司）
とり 私もそろそろビキニデビューをして、"大人のオンナ"にならなきゃかなー。いつまでも思春期みたいなこと言っていられないし......。
金髪 どちらでも良いんじゃないですか（笑）。着なくても大人にはなっているわけだし。
とり そうですねー。私は死ぬまで、ビキニコンプレックスを抱えて生きていきますよ。こじらせた"大人のオンナ"として......。
金髪 よく分からないよ！
【デジタル限定】吉田莉々加「パワー、感じて。」 撮影／橋本雅司 元宝塚歌劇団花組の男役で、現在は女優として活動中の吉田莉々加さん。身長173cm、9頭身のスラっとしたスタイルがお見事です。ビキニ以外にも、とにかくいろんな水着を着こなしている模様。漲る自信、堂々とした佇まい。彼女のパワー、感じてください！●金髪りさ
1992年生まれ、兵庫県出身。
元週プレ酒場店員で200人を超えるグラドルを担当した。
趣味／ホラー映画鑑賞
Xアカウント【@sutekiend】
●とり
1997年生まれ、兵庫県出身。
妄想を得意とするグラビアライター。
趣味／散歩、レコード収集
Xアカウント【@seikatsu_tori 】
構成／とり
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