U-22日本代表は9日、AFC U-23アジアカップ予選のグループD第2節でU-22パレスチナ代表と対戦し、1-0で勝利した。

3日前に行われたパキスタン代表戦を圧勝したU-22日本は、その試合のスタメンからGK鈴木彩艶以外の10人を変更。[4-3-3]の布陣を継続し、3トップには小田裕太郎、藤尾翔太、平河悠を据え、中盤はアンカーに川﨑颯太、インサイドハーフに山本理仁と鈴木唯人を起用。最終ラインは右から畑大雅、高井幸大、木村誠二、中野伸哉を並べた。

初戦でU-22バーレーン代表を下したパレスチナに対し、立ち上がりから一進一退の攻防を強いられた日本だが、23分に先制する。山本の縦パスでボックス右深くまで侵入した小田がダイレクトで折り返すと、最後は藤尾がワンタッチシュートをゴール右に突き刺した。

先手を取った日本は32分にも、ボックス右手前で獲得したFKからゴールに迫る。山本が直接FKでゴールを狙ったが、これはクロスバーに弾かれた。

前半半ば以降は日本が主導権を握ったが、パレスチナの前に好機を作れない。45分には山本の右CKをゴール前の木村がドンピシャのヘディングで合わせたが、これは相手GKのファインセーブに阻まれ、前半は1-0で終了した。

後半も攻勢を続ける日本は右サイドを経由して攻撃を組み立てるが、なかなか決定機まで至らない状況が続くと、74分に山本と鈴木を下げて藤田譲瑠チマと三戸舜介を投入。

すると直後の75分、ボックス手前でパスを受けた藤田が右足一閃。さらに相手GKの弾いたボールを平河が詰めたが、シュートは左サイドネットに外れた。

その後、日本は82分に中野と小田を下げて内野貴史と山田楓喜を、87分に藤尾を下げて細谷真大を投入したが、最後まで追加点は奪えず。藤尾のゴールで逃げ切った日本は連勝でグループ首位をキープ。

これにより、12日に行われる第3節の開催国U-22バーレーン代表戦に引き分け以上で日本のグループ首位が確定し、来年4月に開催されるU-23アジアカップ本大会の出場権を獲得する。

U-22パレスチナ代表 0-1 U-22日本代表
【日本】
藤尾翔太(前23)

U-22日本代表メンバー
GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)
DF:畑大雅(湘南)、高井幸大(川崎F)、木村誠二(FC東京)、中野伸哉(G大阪)[→内野貴史(デュッセルドルフ)]
MF:山本理仁(シント=トロイデン)[→藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)]、川﨑颯太(京都)、鈴木唯人(ブレンビー)[→三戸舜介(新潟)]
FW:小田裕太郎(ハーツ)[→山田楓喜(京都)]、藤尾翔太(徳島)[→細谷真大(柏)]、平河悠(町田)