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 アメリカ、ルイジアナ州で、100歳のアフリカ原産のリクガメが脱走した。嵐の後、防風と雨で、飼育ケージの扉の掛け金が外れてしまい、トコトコと冒険の旅に出てしまったのだ。

 その後亀は、近くの運河で地元の動物管理当局に保護され、動物保護施設に移送された。

 その後当局は、飼い主が見つからなければ里親を探すとSNSに投稿したところ、すぐに飼い主が名乗りを上げた。

 この亀は「ビスケット」という名で、いなくなってから飼い主のラモワン・ハワードさんがずっと探していたのだ。

【画像】 嵐の後、いなくなってしまった大きな亀

100-year-old tortoise 'Biscuit' reunited with family

 8月30日ルイジアナ州アセンション郡のニューリバー運河近くに、大きな亀がいると通報を受けた、郡の動物管理当局が現場に向かったところ、あたりをさ迷っているリクガメを発見し、保護した。

 保護した亀はトラックで移送され、地元の保護施設にいったん預けられた。

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 アセンション当局はFacebookを通じ、3日以内に飼い主が見つからなければ里親を探すことを伝えたが、亀が家族と再会するのにそう時間はかからなかった。

亀は100歳!すぐに飼い主が見つかる

 投稿直後、すぐに飼い主が名乗りを上げた。行方不明になった亀を心配してずっと探し回ってたのだ。

 飼い主のラモワン・ハワードさんによると、この亀は100歳でビスケットという名だそうだ。100年前と言えば第一次世界大戦の後、日本では大正時代となる。

 保護施設では飼い主とビスケットが再会した写真を撮影し、Facebookに投稿した。

 亀が何日間行方不明になっていたのかは定かではないが、これまで100年も生きてきたことを思えば、ほんの一瞬だろう。

 この亀の種の名前が記されていないのだが、おそらくはケヅメリクガメの一種ではないかと思われる。

 ケヅメリクガメアフリカに生息するリクガメ科の亀で、世界で三番目に大きい陸生ガメとして知られている。

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 最大甲長が83cmにも達するそうで、ペットとしても人気が高いが、野生化では絶滅が危惧されており、2000年以降は、養殖個体のみ国際取引が可能となっている。

 とは言えビスケットは100年前の個体なので、飼育されたものではなく、野生で産まれた可能性も否定できない。

References:100-year-old tortoise returns to Louisiana home | wthr.com / written by parumo

 
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嵐の後100歳の巨大な亀が脱走。すぐに飼い主が名乗りでて無事再会