犬を飼っている人のほとんどが悩まされるという愛犬の抜け毛。定期的にブラッシングしても、場合によっては自宅のあちこちに毛玉が転がっていることもある。アメリカに住むある女性も家の中に愛犬の毛玉を見つけたが、その毛玉に2つの目があったことから驚いてしまったという。動物専門ニュースサイト『The Dodo』などが伝えている。

米ノースカロライナ州ギブソンビル在住のシャイアン・ベンゾさん(Cheyenne Benzo)はある日、幼い娘と一緒に自宅にいたところ、愛犬“シェルドン(Sheldon)”の犬用ベッドのそばに毛玉が落ちていることに気づいた。シェルドンはオスのコーギーで、この犬種は毛が抜けやすいこともあり、シャイアンさんは当初「またシェルドンの抜け毛だろう」と思っていたそうだ。

ところが、この毛玉は「何かが違っていた」と言い、普段見かける毛玉よりも中心部が密集していて微かに動いていたという。シャイアンさんは動物専門ニュースサイト『The Dodo』のインタビューで「はじめは混乱しました。それで懐中電灯を持って床にしゃがんで照らしてみたところ、毛玉に目があることに気付いたのです」と明かした。

動く毛玉に目が2つあることでかなり動揺したシャイアンさんだったが、よく見てみるとそれはシェルドンの抜け毛に包まれたアマガエルだったのだ。アマガエルの皮膚に抜け毛が大量に付着したことで、シャイアンさんを混乱させてしまったようだ。彼女は次のように語っている。

「それがどこから来たのか、全く分かりません。何だか疲れ果てていて、混乱した状態の様子でそこに現れたのです。私はカエルが飛び跳ねることができるように、抜け毛を取り除いてあげることにしました。カエルを抱き上げて水をかけてあげたのですが、とても落ち着いていて暴れることもありませんでしたね。」

カエルは抜け毛が体全体にまとわりついて飛び跳ねることができずにいたため、シャイアンさんはカエルの体を綺麗に洗ってあげたようだ。そして生後8か月の娘にカエルを見せてあげ、自宅のすぐそばにある小川のほとりで娘と一緒にそっと放したそうだ。シャイアンさんは「カエルは私たちが家に戻るまで、そこにじっと留まっていました」と当時を振り返った。

カエルによって一時は混乱したシャイアンさんだったが、娘に小さな生き物を救う様子を見せることができて、嬉しく思ったそうだ。またシャイアンさんは「娘はカエルを放すために外に出られたのが嬉しかったようです。これからは毎日一緒に外へ出ようかと思っています」と語り、カエルとの出会いで娘との新しい生活習慣が生まれたようだ。

なおテックインサイト編集部では、シャイアンさんから直接話を聞くべく取材を申し込んでいるが、現時点で回答は得られていない。

画像は『The Dodo 2023年9月6日付「Woman Sees A Ball Of Fur By Her Dog’s Bed ― Then Notices It’s Moving」(CHEYENNE BENZO)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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