タレント・上沼恵美子(68歳)が、9月10日に放送されたバラエティ番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。故ジャニー喜多川氏の性加害問題についてマスコミが沈黙していたことについて「本当にみっともないっちゃみっともないんですわ」と語った。

番組がジャニーズ事務所の会見を取り上げ、性加害の事実を知っていたのかという質問が出たことについて、上沼は「みんな知ってた。私ら昭和の中頃ぐらいから芸能人やってます、一応。大阪で、お笑いで片隅の方でやっている人間ですが、知ってたもん。ジャニーズ事務所のこの話は。性加害は知ってたもん。知ってましたよね? みんな知ってたよ。性被害を受けるのがイヤで辞めて違うプロダクションに行って、大スターになった方も知ってますし」と話す。

上沼は「ただ、それが何で知っててマスコミも言わなかったかというと、芸能界特有の、そういうの含めての『そんなこと言ったらあかんねん。タブーやねん』というのがそんなような風潮じゃなかったですか。それが今のこの世の中になって『コンプライアンスが…』っていう世の中になって、国連まで話が行って、イギリスBBCから問題になって慌てた。日本のマスコミがね。本当にみっともないっちゃみっともないんですわ。でもそこは言わへんもんやっていうのが当たり前、タブーだったわけです」とコメント。

上沼は「この問題は大変なの。これも放送しにくいと思うのよ」と前置きしながらも「でも『そうなったんですね、どうも』っていう(お茶を濁す)ような番組にしたくないのよ、私は。やっぱり取り組もうよ。というか、すぐ慌てて。何にもせえへんかったくせにね、何十年も。その人が死んだらもうええかなって。それもイギリスから火がついて慌てとんねん。みっともない。みっともない。それで大スターである輝く日本の財産である東山さんを社長に、なんておかしいと思うわ!」と怒り、「改めましょう!」とメディア側への変革を求めた。