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　イギリスのヨガ教室で、カフェを利用して行われていた瞑想レッスンを窓から見た人が、儀式的な大量殺人現場と勘違いし、警察に緊急通報するという事態が発生した。

　たくさんのパトカーのサイレンが平穏を打ち破り、警官らが会場に突入したときには、すでにレッスンは終わっていたが、クラスの講師は建物の管理者から連絡を受け、とても驚かされたという。

【画像】 カフェで行われていたヨガ教室の瞑想レッスン

　9月6日の夜、イギリス・リンカンシャー州スケグネスのチャペル・セント・レナーズにある「シースケープ・カフェ」では、ヨガ教室のレッスンが行われていた。

　同カフェの建物は、コミュニティスペースやアート ギャラリー、エクササイズ・スタジオとしても機能している。

　この日、ユニティ・ヨガを運営する講師のミリー・ロウズさんが、クラスに瞑想レッスンを教えていたという。

　シースケープ・カフェの建物には、海に面した大きな三角形の窓がある。

　毎週水曜日の午後7時30分から午後9時までは、ここで新月ヨガのクラスが開催されていて、「月の周期に深く飛び込むよう、呼びかけられている」と感じることができるという。

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image credit:Unity yoga/Facebook

　ロウズさんは、クラスの終わりに部屋の照明を消し、参加者たちに平和なリラクゼーションを促進した。

　キャンドルの灯かりと月光が差し込む部屋で、参加者たちは瞑想とリラクゼーションに包まれて、心地よくレッスンを終えた。

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image credit:Unity yoga/Facebook

瞑想レッスンが、儀式的大量殺人現場と勘違い

　だが、その後まもなく、複数のパトカーのサイレンが鳴り響き、大勢の警官たちが部屋に突入するという事態に発展した。

　警察に通報したのは、犬の散歩をしていた地元住人だった。

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　薄暗い部屋の床に複数の人が倒れているのを目撃して、儀式的大量殺人を疑い、「複数の死体が転がってる」と通報したようだ。

　それを受け、シースケープ・カフェ側は以下のようにFacebookに投稿した。

昨夜（6日）午後9時30分、チャペル・セント・レナーズで大量のパトカーのサイレンを聞いた人、ご安心ください。事件は起きていません。

犬の散歩中に建物内での光景を目撃した人が、「大量殺人」と勘違いし、警察に通報したようです。

数人が、床に横たわっていると通報したそうですが、それはヨガの瞑想レッスンだったことが判明しました。

リンカンシャー警察の迅速な対応に感謝します。駆け付ける途中で、彼らのどのような思いだったのか、想像することはできません。

非現実すぎてショックだった、と講師

　騒動があった後、Facebookの投稿ではこのようにシェアされた。

みなさん、私たちはクレイジーなカルト集団ではありません

　騒動は、国内外の多くのメディアで報じられることになり、このヨガクラスは一気に注目を集めることになった。

　講師のミリー・ロウズさんによると、警察が建物に到着する前に、クラスは終了しており、ロウズさんと他の7人の参加者が立ち去った直後に、5台のパトカーが会場に現れたそうだ。

　建物の管理者からの電話で、ロウズさんはそのエピソードを聞かされ、驚いた。

とてもショックでした。あまりにも非現実的で信じられませんでした。

参加者のほとんどと話をしましたが、みんなそれがどれほど悲しいことであるかを口々に言っていました。

参加者は皆、美しく深いリラクゼーションに参加しているのに、それがこのような形で受け止められるなんて、思ってもいなかったのです。

　なお、リンカンシャー警察の広報担当者は、このように声明で述べている。

チャペル・セント・レナーズにあるシースケープ・カフェ利用者に対して懸念した住人から午後8時56分に、「善意の」通報がなされました。

警察官が出動しましたが、全員が無事で元気だったことを報告できてうれしく思います。

References:Police called to yoga class mistaken for ‘mass killing’/ written by Scarlet / edited by parumo

　
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ヨガ教室の瞑想レッスンが儀式的大量殺人現場と勘違いされ警察に通報される事態に