現在メイクアップ講師として活動しながら、「E-TALENTBANK」ビューティー部門の編集部員としても、プロの知識と技を発信してくれている竹下理恵さん。 そんな彼女が、Prime Videoで配信中の人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5に、16名の参加女性のうちの1人として参加しました。バチェラーの長谷川惠一さんにひたむきな愛を伝え続けた彼女の姿は、視聴者の方にとっても印象深かったことでしょう。 そこで、E-TALENTBANKでは、竹下さんに、『バチェラー・ジャパン』シーズン5本編を振り返るインタビューを敢行。今回は、エピソード7を中心に、旅の中で感じた思いなどをたっぷりと語ってもらいました。【全3回中3回目】 ※以下、ネタバレあり※

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「すごく記憶に残っています」バチェラーと家族がついに初対面!絆が深まる時間に

ーー旅の終盤のエピソード7では、デートの舞台がメキシコから日本に移りました。竹下さんは、まず最初にメイク講師としてのレッスン風景を長谷川さんの前で披露していましたが、仕事をしている姿を見せようと思った理由は何ですか?   竹下理恵さん(以下:竹下):メキシコの旅では、私は情緒不安定になってしまったこともあったし、長谷川さんに対して「好き好き~」みたいなイメージがあるんだろうなと思ってました。だから今回は、私が仕事をしているところを見せることで「しっかり自立してるんだよ」ということをアピールして、安心してもらいたかったというのが第一ですね。

ーー確かに、竹下さんのまた違った魅力が感じられるシーンでしたね!レッスン終了後には、竹下さんの専門学校時代のご友人が登場し、長谷川さんも交えてお話しされる場面がありました。   竹下:友人が来た時、長谷川さんはびっくりして目が点になってたというか。少し気まずい思いをさせてしまったのかな(笑)。

でも、メキシコの旅の中ではずっと自分からアピールをしてたので、私から聞く言葉はもうお腹いっぱいなのかな?とも思っていた部分もありました。旅の中では知れなかった私の違う一面を長谷川さんに聞いてもらいたかったんです。そういう意味で「いいチャンスになるのでは」と思いました。   ーーその後、ついに竹下さんのご家族と長谷川さんが初めて対面されましたね。   竹下はい。実家にいる時の家族そのままの雰囲気が出ていたと思うので、自然体で良かったのかなとは思いました。   ーー視聴者から見ても、ご家族の仲の良さが伝わってきました!いろいろなことをお話しされたと思いますが、何か印象に残っていることはありますか?   竹下:私としては、メイクレッスンの話や、私がどういう思いで仕事してきたのかという話をした流れで、家族に感謝を伝えられたことが印象に残っています。

私の原点である美容専門学校に行かせてもらったからこそ、今の自分は大好きなメイクの仕事ができているので、その感謝の気持ちを家族に泣きながら伝えたんです。それと同時に、こういう機会を与えてくれた長谷川さんに対する感謝も伝えられたので、すごく記憶に残っていますね。   ーー絆を深める貴重な時間だったんですね。ちなみに、竹下さんのご両親は、長谷川さんに対してどのような印象を持たれたのでしょうか?

竹下:2人ともガチガチに緊張してたらしいんですけど(笑)。私が小さい頃、どういう子供だったのかという話をしたみたいです。

母も長谷川さんに対して好印象だったようなんですが、今はなんと彼の大ファンになりました(笑)!先日、長谷川さんがコラボしているカフェのイベントがあって、母は1人でそれに参加したそうで…「惠一くんに会ってきた~」みたいな感じで、母が嬉しそうにポーズをとった、長谷川さんとの2ショットが送られてきたんですよ(笑)。   ーー意外な展開ですね(笑)。   竹下:はい(笑)。長谷川さんも母のことは覚えていてくれたみたいです。だから母は今でも、彼のことが人として好きなんだと思います。

“どんな気持ちも受け止める”覚悟で臨んだ最後の舞台「絶対涙は見せないようにしよう」

ーーそして、このエピソード最後のローズセレモニーでは、竹下さんは惜しくもローズをもらうことができませんでした。とても複雑な心境だったと思いますが、この時の率直なお気持ちをお聞かせください。   竹下:そうですね…。私は最後の1人になることが目標だったので、ローズをもらえなかった瞬間は「ここまでか…」という悔しさやショックがやっぱり大きかったですね。

その後、長谷川さんから「少し話がしたい」と言われて私がお断りする場面があったと思うんですが、あの行動には理由があって。きっと彼は私に対する感謝の気持ちを伝えてくれるつもりだったと思うんです。でも、彼の優しさや感謝は旅の中で充分に伝わっていたから、改めて伝えてくれなくても大丈夫だよ、という気持ちで申し出をお断りしました。   ーーなるほど…。それまでの積み重ねがあっての行動だったんですね。   竹下はい。あとは、やっぱり彼のことが本気で好きだったので…「また別の場所に行って話を聞くのは辛いな」とも思ってしまって。

それに、選ばなかった私より、残ってる2人のことだけを考えてほしかったんですよ。私とお話しする時間があるなら2人のために使ってあげてほしい、という気持ちもありました。   ーー視聴者の方からは、竹下さんの去り際に賞賛の声が多くあがっていました。長谷川さんへの強い思いがありながら、毅然とした様子だったのが印象的ですが、あの時はどのような心境だったのでしょうか。   竹下:あの時は、彼の気持ちはどんな形で伝えられたとしても受け入れようと思っていたから、絶対涙は見せないようにしようと決めていました。でも、ホントにあと1~2秒遅かったらその場で泣き崩れていたかもしれません。それぐらい余裕がなくて、帰りのリムジンでは自然と涙が出てしまいましたね…。

私は旅の中で精いっぱい彼に思いを伝えきったから、そこに関する後悔はないんですけど、やっぱり「最後の1人になれなかった」という悔しさは残っていて…。窓の外の景色を見ながら旅を振り返って、好きな人と思いが通じ合うことの難しさを痛感しました。   ーーさまざまな思いが胸をよぎっていたんですね。

改めて感謝を伝えたい“大切な存在”「これまで以上に大事にしていこうと思いました」

ーー今回の『バチェラー・ジャパン』シーズン5では、大内悠里さんが最後の1人となり、真実の愛を手に入れました。この結果についてはいかがでしょうか。   竹下:お互いがお互いらしくいられて、想い合える素敵な2人ですよね。ありのままの自分を出せて、それをお互いが受け入れられる。それが叶う2人なんじゃないかな。

私は「長谷川さんの良さを大内さんが引き出せて、大内さんの良さを長谷川さんが引き出せているな」と思ったので、心から2人には「幸せになってほしいな」と思っています。   ーーでは、今回の旅を振り返って、ご自身で成長したなと思うところや、勉強になったなと思うところはありますか?   竹下:まず、16人の女性たちがいる中で、いろんな意見が飛び交って話し合う場面もいっぱいあったので、ホントに人それぞれ考え方があるんだなと勉強になりました。

1つの出来事に対して、16通りの考え方があって「人間って面白いなぁ」と思いましたね。自分の意見だけじゃなくて、いろんな人の意見にも耳を傾けて取り入れようと思える、良いきっかけになりました。   ーー参加女性それぞれの個性の違いなども『バチェラー・ジャパン』の見所ですよね。   竹下:そうですね。あとは、今回の旅に家族や友人が出演してくれたことで、改めて周りのありがたみとか大切さに気づくことができたのも大きいです。限られた時間の中で、しっかり感謝の気持ちを伝えて、これまで以上に大事にしていこうと思いました。

旅を通じて発見した新たな“可能性”「私の言葉や存在で前向きになって下さる方がいる」

ーー竹下さんは以前のインタビューで、結婚を考えたお相手との別れを経て、「今の自分が次の恋に臨んだら強いだろうな」と感じたことが、『バチェラー・ジャパン』への応募を決めたきっかけとおっしゃっていました。今回の旅の経験の中で、次の恋に活かしたいなと感じたことはありますか?   竹下:やっぱり、何があっても受け入れるっていうことですかね。今回の旅では、何があっても長谷川さんのことを受け入れようという覚悟で臨んでいたので。それを最後まで貫けたかな、とは思うんですよね。だからこれからも、広い心で、相手の良いところも悪いところも全て受け入れられるような大らかさは持っていたいですね。   ーー確かに、竹下さんの包容力あふれるところは、大きな魅力だと思います。   竹下:ありがとうございます。あと、自分の気持ちを伝えることも大事だと実感しました。元々、私はお付き合いが始まったら思いを伝えられるんですが、交際する前だと、結構言えないタイプで…だから、長谷川さんに積極的にアプローチしているところを見た友人はすごくびっくりしてましたね。「理恵があんなことできるんだ!?」「考えられない」みたいな(笑)。   ーーそんな裏話があったんですね。視聴者目線だと、竹下さんは番組を通して積極的な印象だったので、意外でした!   竹下:そうですかね(笑)。今回の旅では変に駆け引きをしようとも思わなくて、そのままの私の思いを大切にできたのが良かったかなと。まっすぐ思いを伝えることは、これからも意識していきたいですね。   ーー現在は『バチェラー・ジャパン』シーズン5が全話配信されていますが、配信が始まる前と後で、心境の変化などはあったのでしょうか?   竹下:旅に行く前や最中は、番組とか視聴者の方のことをまったく気にしていなくて、「最後の恋愛をしに行った」という感覚が大きかったんです。でも配信が始まると、SNSでコメントやメッセージを下さる人も増えましたし、街中でも話しかけてもらえるようになって…「すごく知名度が上がる番組に参加したんだなぁ」と今さらながら思いました(笑)。   ーー確かに『バチェラー・ジャパン』に参加すると聞いた時は驚きました(笑)。   竹下:ですよね(笑)。それと、ありがたいことに「すごい勇気もらえました」とか「私も好きな人にまっすぐ行こうと思いました」と言ってもらえることが多くて。私の言葉や存在で前向きになって下さる方がいると知って、「自分ってそういうこともできるんだな」という発見になりましたね。

私はこれまでも「メイクを通して人に自信を持ってもらいたい」という思いで仕事をしてきましたが、これからはさらに何か皆さんに勇気を与えられるようなことにもチャレンジして、人の役に立ちたいなと思っています!   E-TALENTBANK編集部が旅の報告を受けた際、第一声が「34歳、めちゃくちゃ恋愛してきました!」だった竹下さん。その言葉や表情から、今回の旅が彼女にとってかけがえのない経験となったことがうかがえました。“本気の恋愛”を経て、より魅力的に輝いていくであろう竹下さんのこれからの活躍をぜひ楽しみにしていただければと思います。

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