ユベントスフランス代表MFポール・ポグバドーピング違反で長期の出場停止処分を科される可能性が出てきた。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが報じている。

報道によると、ポグバは先月20日に行われたセリエA開幕節のウディネーゼ戦で実施されたテストステロン検査で陽性の反応を示したという。なお、同選手はこの試合でプレーはしていなかった。

現在フランス代表MFは予防措置として出場停止となり、結果の逆分析を要求するために3日間の猶予が与えられるという。

その後、陽性反応が確認された場合、ポグバは最長2年間の出場停止処分を科す権限を持つ国家反ドーピング裁判所で裁判を受けることになる。さらに、ドーピング行為が意図的であったと証明された場合、出場停止は4年間に延長される可能性もあるようだ。

テストステロンは、男性における主要な性ホルモンで、筋肉量の発達に関与する。薬局で販売されている多くの市販製品には、筋肉量を増やすために使用されるステロイドホルモンが含まれており、微量のテストステロンは抗炎症軟膏やジェルにも含まれている。

2度目のマンチェスター・ユナイテッド在籍時から度重なる負傷に悩まされていたポグバは、昨夏フリートランスファーで古巣ユベントスに復帰。しかし、昨シーズンは公式戦10試合、プレータイム161分と苦境を脱することはできず。捲土重来を期す今シーズンはセリエA2試合の出場で52分のプレータイムを得ていたが、今回の一件の行方次第では再びの長期戦線離脱を強いられることになる。