ジャニーズ事務所

7日、ジャニーズ事務所が会見を開き、創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題があったことを認めた。長きにわたる非道な行為が明らかになり、波紋を呼んでいる。

そんな中、ジャニーズJr.のCDデビューにも暗雲が立ち込めていて…。

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■近年はデビューが続いていた

ジャニーズ事務所に入所すると、ジャニーズJr.として先輩のバックで踊って経験を積みながらCDデビューを目指していく。ここ数年は、2020年にSnow ManとSixTONES、21年になにわ男子、22年はTravis Japan(トラビス・ジャパン)と、毎年新しいグループがデビューしていた。

今年は一部メディアで、関西で活動するJr.の「Aぇ! group」がデビューすると報じられていた。だが、同グループが9月の「FIVB パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」のスペシャルサポーターに起用されるはずだったものの、ジャニー氏の性加害問題を受けて中止になったという報道も…。

ファンから心配する声があがっていた。


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■「今年のデビューはない」噂も…

7日の会見でジャニーズ事務所は性加害の事実を認め、藤島ジュリー景子前社長が9月5日で代表取締役を辞任したことを発表するなど、ジャニーズ全体が大きく揺れている。一連の流れを受けて、あるテレビ局関係者はJr.のデビューについてこう推察する。

「業界内では、『今年のデビューはない』と囁かれています。今後ジャニーズ事務所は、ジャニー氏による被害を受けた人への補償に取り組んでいきます。事務所全体が性加害問題に取り組む中、新しいグループのデビューまで手が回らないと思いますよ」(テレビ局関係者)。


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■「Jr.まで批判される可能性も」

今年3月のBBCの放送以降、ジャニーズの性加害問題は日本だけでなく、海外でも注目を集めている。そうした世の中の流れも、Jr.のデビューが不安視される理由の一つだという。

「連日、テレビでも大々的に取り上げられ、ジャニーズ事務所に対する批判の声も多数見受けられます。そんな中、Jr.をデビューさせれば、批判の矛先が彼らに向く可能性もあるかもしれません。本来、ジャニーズのデビュー発表はおめでたいイベントです。世の中の批判ムードを鑑みて、今年のデビューは見送られるのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)。

当面は、性加害を受けた被害者へのサポートを最優先に行動していくだろう。


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■ジャニー氏亡き後にはこんな問題も

これまで、Jr.はジャニー氏によって選出されてきた。創業者が亡くなって4年経ち、こんな問題も浮上していて…。

「隠れた才能を見抜ける人が不足しています。ジャニー氏は履歴書の顔写真を見て、『5年後、10年後の顔を予測できる』と言われており、彼の審美眼によってブレイクしたタレントも多いです。ジャニー氏が亡くなった後、その役目を受け継いだ滝沢秀明さんも昨年ジャニーズ事務所を退社しました。現在は、井ノ原快彦さんがJr.のプロデュースをしていますが、この厳しい状況化で彼にすべてを任せるのは荷が重いでしょう。今回の問題を受けて、ジャニーズへの応募をためらう人も増えるかもしれません」(前出・テレビ局関係者)。

創業者が起こした問題は、将来を夢見るJr.にも影響を与えそうだ。


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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。

仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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