マンチェスター・ユナイテッドは、イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(23)を売却することになったようだ。イギリス『デイリー・スター』が伝えた。

マンチェスター・シティの下部組織で育ったサンチョは、2017年8月にドルトムントへと完全移籍。大きな結果を残し、2021年7月にユナイテッドに完全移籍で加入した。

育ったクラブのライバルチームへの加入は大きな話題となった中、移籍金7500万ポンド(約137億5000万円)が支払われたもののユナイテッドでは公式戦82試合で12ゴール6アシストを記録。ドルトムント時代の輝きは放てておらず、プレミアリーグでは苦戦している。

そのサンチョだが、エリク・テン・ハグ監督との関係が悪化。アーセナル戦後にテン・ハグ監督が「トレーニングでの彼のパフォーマンスによって、我々は彼を(招集メンバーに)選ばなかった」とサンチョのメンバー外を説明。一方で、サンチョはこの発言を否定し「不公平」と訴えていた。

『デイリー・スター』によれば、サンチョとテン・ハグ監督は直接会談を行ったとのこと。亀裂が入ってしまった関係は修復が不可能な状態になっているという。

ユナイテッドは、ブラジル代表FWアントニーが元恋人へのDV疑惑によりブラジル代表を外されることに。また、他の女性への暴行疑惑も浮上するなどし、ブラジルからの帰国が予定よりも遅れることとなった。

ウインガーが手薄になる中でも、サンチョはテン・ハグ監督のチョイスに入らない状況とのこと。2024年1月の完全移籍での退団を目指すとされ、今夏は飼い殺しにならないようにレンタル移籍でチームを離れたいと考えているようだ。