マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、1月にクラブを退団する可能性があるようだ。11日、イギリスメディア『デイリー・スター』が報じている。

 現在23歳のサンチョは2021年夏に移籍金7300万ポンド(約134億円)でドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入。昨季は公式戦41試合に出場し、7ゴール3アシストを記録した。

 迎えた今季、サンチョプレミアリーグ開幕から3試合連続で途中出場していたものの、3日に行われた第4節のアーセナル戦(1-3で敗戦)はメンバー外に。試合後、その理由について聞かれたエリック・テン・ハフ監督は「ジェイドンはトレーニングのパフォーマンスに基づいて選ばなかった。マンチェスター・ユナイテッドでは毎日あるレベルに達しないといけないし、私たちには前線の選択肢がある。だから、この試合は彼を選ばなかった」と説明した。

 しかし、この発言を受け、サンチョは自身のX(旧ツイッター)で「読んだものすべてをどうか信じないでほしい。僕は全く真実ではないことを言っている人々を許さない。今週のトレーニングではとてもうまくやっていた。この件には他にも理由があると思うが、ここで触れるつもりはない。長い間スケープゴートにされてきたけど、これは不公平だ」と声明を発表し、指揮官が説明したメンバー外の理由を真っ向から否定。テン・ハフ監督との関係悪化が噂された。

 そんななか、今回の報道によると、サンチョとテン・ハフ監督は直接会談を行ったようだ。しかし、両者の関係は修復が不可能な状態になっている模様で、サンチョは2024年1月での退団を望んでいるとのこと。また、来夏での完全移籍も視野に入れていると伝えられており、サンチョマンチェスター・ユナイテッドを離れる可能性が高まっているようだ。今後の動向に注目が集まる。

退団が噂されるサンチョとテン・ハフ監督 [写真]=Getty Images