イタリア代表は12日、ユーロ2024予選グループC第6節でウクライナ代表をホームに迎え、2-1で勝利した。

スパレッティ監督の初陣となった3日前の北マケドニア代表戦を1-1の引き分けに持ち込まれたイタリア(勝ち点4)は、スタメンを5選手変更。負傷したポリターノ、トナーリ、マンチーニらに代えてザニオーロ、フラッテージ、スカルヴィーニらを起用した。

2位ウクライナ(勝ち点7)に対し、3トップにラスパドーリ、ザニオーロ、ザッカーニとする[4-3-3]で臨んだイタリアは開始3分、ディ・ロレンツォのミドルシュートで牽制すると、12分に先制する。

敵陣左、高い位置でザッカーニがボールを奪った流れからフラッテージがシュートを決めきった。さらに29分、ザニオーロのシュートのルーズボールをボックス右で拾ったフラッテージがシュートを蹴り込んで加点。

フラッテージのドッピエッタでリードを広げたイタリアが主導権を握る中、36分にドヴビクにGK強襲のシュートを打たれたイタリアは41分に1点差とされる。分厚い攻めを受けた流れから混戦の中をヤルモレンコに決められた。

2-1で迎えた後半、54分にイタリアサイド攻撃で揺さぶった流れからザッカーニが好機を迎えると、ムドリクとヤレムチュクを投入してきたウクライナに対し、58分に3点目のチャンス。しかし、ザニオーロのスルーパスからラスパドーリが枠内シュートを放ったが、GKブスチャンの好守に阻まれる。

さらに67分、ザニオーロのミドルシュートもGKブスチャンセーブに阻まれると、1分後のロカテッリのシュートはバーに嫌われる。

なかなか3点目を奪えず嫌な展開のイタリアは終盤の85分、ムドリクのクロスからコノプリアに際どいヘディングシュートを打たれるも、枠を外れて助かった。

そして2-1のまま逃げ切り。昨年のカタールワールドカップ予選プレーオフで敗れた因縁の相手を下し、スパレッティ体制初勝利を飾るとともに2位に浮上している。