イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、就任後初勝利を収めた喜びを語った。欧州サッカー連盟UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 ロベルト・マンチーニ前監督が電撃辞任したことを受け、イタリア代表の新指揮官に就任したスパレッティ監督は、初陣となった9日に行われたEURO2024予選・第5節の北マケドニア代表戦を1-1で終えて、12日に第6節のウクライナ代表戦を迎えた。12分と29分にダヴィデ・フラッテージがゴールを決めてリードすると、その後1点を返されたものの、逃げ切ることに成功し、2-1で試合終了。新体制での初白星を飾った。

 試合後、スパレッティ監督はイタリアメディア『RAI』で「相手にクロスを1本も与えないということは必ずしもできることではないから、我々は満足しなければならない。相手には前半に2回のチャンスと、後半に2回のカウンター攻撃を許しただけだったから、細かいことは言えないが、チームはいいプレーをした」と賛辞を送った。

 続けて、「最後の数分間は、彼らはもっと失点しても大きな変化がなかったから、前線に何人かの選手を残していた。それでも、私たちはできる時に3、4点目をうまく決める必要がある」と改善点も口にしながら、「ここ数週間は大きなプレッシャーがあり、短期間で多くのことを理解しなければならなかった。ずっと私を助けてくれた代表チームスタッフ全員に感謝している」と語った。

イタリア代表のスパレッティ監督 [写真]=Getty Images