●テイクアウト限定で販売している『伝説のすた丼屋』の「のり弁」。ご飯1合におかずが200gの裏切らないガッツリ弁当、その人気の理由は?

 名実ともにガッツリ飯の聖地である『伝説のすた丼屋』。時代に逆行するハイカロリー&ニンニク盛り盛りのデンジャラスな丼飯が、20代から40代の男性に熱狂的な人気を誇っています。

「特盛りすたみなのり弁」890円
特盛りすたみなのり弁890

 最近密かな人気を呼んでいるのが、テイクアウト限定で販売中の「のり弁」。口コミで広がり、現在は都内でも販売店舗が増えている一品なのです。

総重量600g超! 「特盛りすたみなのり弁」の満足度は?

 持った時のずっしりと手首に負荷がかかる重量感。ご飯1合、おかず200gとのことで、計ってみると609g! 容器込みの重さではありますが、それにしてもぎっしりと詰まっています。

海苔はいずこ?
海苔はいずこ?

 ぱっと見たところ、白身魚ちくわ天によって、なんとか“のり弁”らしさを保っていますが、肝心の海苔はおかずがぎゅうぎゅうにひしめき合っているために見えません。

おかずを寄せると…海苔発見!
おかずを寄せると…海苔発見!

 国産海苔がご飯の上にちゃんと敷いてありました。それにしても、おかずがピシッと整然と盛り付けられていますよね~。ご飯はおかずの厚みに合わせて、量を調整して盛られているので、すたみな炒めの部分が多めに、揚げ物ゾーンは薄く盛られていました。大盛りでも、見た目の美しさへの配慮が素晴らしいです。

[食楽web]
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 食べる前までは、ただ「のり弁」風に構成しただけでは? と懐疑的でしたが、なるほど「海苔」と「鰹節」と「昆布の佃煮」がちゃんと肝になっているのですね。とりあえずのせているわけでなく、味のバランスを十分に吟味した配分なのが伝わりました。

 この要素のおかげで、のり弁度が一気に増して、スタミナ炒めも不思議とほっこりとする味わいに。これは人気になるワケです。

調査結果

 1個890円で、おかずが4種類、ご飯1合でコストパフォーマンス的にも申し分ない仕上がりでした。「海苔」、「昆布の佃煮」、「鰹節」の和の三位一体で、ちゃんとのり弁になっているのがお見事!

(撮影・文◎亀井亜衣子)

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