「ポッター平井の激推しアイドル!」第272回は、“僕青”こと僕が見たかった青空が登場!乃木坂46の公式ライバルとして、応募者3万5678人の中から選ばれた23人で2023年6月15日に結成。1stシングル「青空について考える」を8月30日にリリースした。

【写真】秋田莉杏の“関西の好きなところ”とは?

今回は、“りあん”こと秋田莉杏、“アオ”こと安納蒼衣、“とあ”こと八木仁愛の16歳トリオに話を聞いた(8月31日大阪市内にて取材)。

打楽器が得意な安納蒼衣。今練習している曲は…?

――では、好きな秋の味覚とともに自己紹介をお願いします!

八木「東京都出身の16歳、八木仁愛です。好きな秋の味覚は、さつまいもです!」

秋田「兵庫県出身の16歳、秋田莉杏です。私もさつまいもが好きです!」

安納「埼玉県出身の16歳、安納蒼衣です。好きな秋の味覚は炊き込みごはんです!」

――アオちゃんは名字が「安納」なので安納芋かなと思っていました(笑)。皆さんの趣味や特技を教えて下さい。とあちゃんは?

八木「特技はヒップホップダンスです。趣味は寝ることで、休みの日はずっと寝ています(笑)。1人で散歩するのも好きです」

――オーディションでムーンウォークをされていましたね。

八木「子供の頃からダンスを習っていて、小学5年生のときに習った振りの中にムーンウォークがあって、たくさん練習した思い出があったので披露しました」

――りあんちゃんは?

秋田「特技は4歳から習っていた空手で、趣味は人間観察です。通りすがりの人のメイクやファッションを、かわいいなぁって思って見ています」

――男子に混ざって野球もやっていたそうで、「甲子園球場始球式をしてみたい」と。

秋田「ノーバウンドでストライクを投げたいです!」

――スポーツは何でも得意ですか?

秋田「サッカーはちょっと苦手です。球技の中で唯一できないです…」

――アオちゃんは?

安納「特技は打楽器です。今、ドラムで『青空について考える』を練習しています」

八木・秋田「えーっ!?」

安納「吹奏楽部だったメンバーが多いので、セッションできたらいいなと思って(笑)」

■3人の“関西の好きなところ”は?

――今日は、青空ではなく現場である関西について考えてみましょう!関西での思い出、関西のイメージなど何でもOKです。

秋田「私自身もそうなんですけど、ボケとツッコミが大好きです!私はよくメンバーにつっこんでいます。ボケの子が多いので(笑)。テレビを観ているときも、『そんなことする!?』とか、つっこんでしまいます」

安納「私は水族館が大好きなので、海遊館がお気に入りです。小学4年生のときに家族と親戚と一緒に初めて海遊館に行ったんですけど、そこでカワウソを好きになって、ぬいぐるみを買ってもらいました!」

八木「私は小学6年生のときに大阪に来たことがあるんですけど、大阪の街はカラフルで、店員さんも明るく接してくださる方が多いなぁと思いました」

■オーディションから初披露まで怒涛の3カ月!

――オーディションを受けた理由と、4月22日の合格発表のときの心境を教えて下さい。

八木「私はずっとアイドルに憧れがあって、自分が目指すなら高校生までと思っていたので、最後のチャンスくらいの気持ちで応募しました。合格が発表されたときは、もちろんうれしいという気持ちもあったんですけど、信じられないという驚きのほうが強かったです」

秋田「『私は歌って踊ることが好きなのかも』と思っていたときに、タイミングよくこのオーディションのことを知って受けました。自分の名前が呼ばれたときは頭が真っ白になって、実感がなかったです」

安納「私ももともとアイドルが好きだったんですけど、友達と母親からこのオーディションを勧めてもらって受けました。合格発表のときは、誰かと間違えられているんじゃないかと思って、不安な気持ちでした」

――5月に行われた合宿中にグループ名が発表されましたが、初めて聞いたときはどう思いましたか?

秋田「『曲名かな?』と思いました(笑)。新しい感じで、すごくお気に入りです」

安納「グループ名が長かったので、噛まないかなぁって不安になりました(笑)。最初はよく噛んでいたんですけど、今はもうスラスラ言えます!」

八木「みんなで予想し合っていたんですけど、『48』や『46』のように絶対数字が付くと思っていたので、聞いたときはびっくりしました!小説のタイトルみたいで好きです」

――とあちゃんは合宿中にデビュー曲のセンターに指名されました。そのときの心境は?

八木「私には無理だと思ったので、スタッフさんに正直に『無理です』って伝えました。けど、(早﨑)すずきちゃんと(柳堀)花怜ちゃんが『一緒にがんばっていこう』と言ってくれて、『やるしかない!』と思いました!」

――スタッフさんは「無理です」に対してどんな反応でしたか?

八木「『いや、大丈夫だよ』みたいな感じでしたね(笑)」

――6月15日にメンバー発表会が行われました。

八木「不安と緊張が大きすぎて、ほとんど記憶がないです。でも、『ようやくアイドルになる一歩を踏み出したんだな』と思いました」

秋田「私は『やっと地元の友達に伝えられる!』といううれしさが大きかったです」

安納「1人ずつ名前を呼ばれてステージに出て行くんですけど、私は1番最後で、緊張して震えていました(笑)」

――その後、雑誌の表紙を飾ったりCMに出演したり、さまざまなメディアで活躍中ですが、ついに「FNS歌謡祭2023 夏」でデビュー曲を初パフォーマンスされましたね!いかがでしたか?

秋田「私は緊張より楽しみのほうが上回るタイプなので、パフォーマンスできることがすごくうれしくて、あっという間に本番が終わっていました」

――「CDTVライブ!ライブ!」ではフルサイズで披露されましたね。

安納「ほかのアーティストの方々も見ている前での披露だったので、すごく緊張しました。でも、莉杏がいつもの笑顔でニコニコしていたのがチラッと見えて、元気をもらいました」

――「MUSIC FAIR」にも出演しましたね。いかがでしたか?

八木「私もよく観ていた番組でしたし、母も大好きな番組だったので、出演を喜んでくれました!」

――トークコーナーでは隣に乃木坂46さんがいらっしゃいました。

八木「すごい緊張しました(笑)。収録前にご挨拶をさせていただいたんですけど、お会いできたことに感動して泣いていたメンバーもいました。すごく貴重な機会だったと思います」

――ファンの皆さんの前での初披露は、「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!」のオープニングセレモニーでした。

安納「初めての声援を受けながらのパフォーマンスだったので、メンバーがみんな自然と笑顔になっていたと思います」

秋田「パフォーマンス中、シーンとしていたらどうしよう…という不安があったんですけど、すごい大きな声で応援してくださったり、一緒に踊ってくださっている方もいて、すごくうれしかったです」

八木「メンバーの名前が入ったうちわを持ってくださっていた方もいて、『私たちを応援してくださっている方がこんなにたくさんいるんだ』って実感できて、感動しました」

■僕青は雨女が多い?MV撮影最終日に奇跡が!

――デビュー曲「青空について考える」の推しポイントは?

八木「さわやかで明るい曲調なんですけど、歌詞が深くて、メッセージ性も強いところが推しポイントです」

――MVの見どころは?

秋田「それぞれのメンバーがアイドルになるまでの、それぞれの青春の思い出が詰まったMVになっています」

――撮影が7日間あって、最終日だけ晴れたそうですね。

秋田「『僕青って雨女多くない?』みたいなムードだったんですけど(笑)、最後の最後でやっと晴れて、“私たちが見たかった青空”の下で撮影ができて、うれしかったです!」

――振付のポイントは?

安納「どこを切り取っても素敵な振付なんですけど、23人全員で“BOKUAO”(=僕青)の文字を手で表現しているイントロの部分に注目してほしいです」

――サビの部分で忍者のように走っている振付がありますが、そこに込められた意味は?

秋田「雲とか風とか、みんなで空を表現していて、曇っているところから晴れていく、というイメージです」

――曲の最後、音楽が全部終わったあとに、みんなで両手を波のように動かす振付が4回ありますが、その部分の意味は?

八木「動き的には、雲を表現していると思います。ようやく青空が見えて、みんなで前を向いて終わるところがお気に入りです」

――音楽番組では、とあちゃんのアップで終わるパターンが多いですね。

八木「最初は表情が引きつっていたと思うんですけど、回数を重ねるごとに少しずつ表情が柔らかくなってきたんじゃないかなと思います」

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

安納「私たちのデビューシングル『青空について考える』には、表題曲のほかにも私たちの思いが詰まった曲がたくさん収録されています。青春を感じていただけたらうれしいです!」

秋田「私たちはデビューしたばかりで、まだまだ慣れないことや戸惑うことも多いんですけど、これからメンバーと一緒に支え合いながらがんばっていきたいです」

八木「『青空について考える』は私たちにとって思い入れが強い曲なんですけど、聴いてくださった方にとっても、特別でかけがえのない曲になればいいなと思います」

取材・文・撮影=ポッター平井

<ポッター平井・プロフィール>

構成作家・ライター。MBSラジオNMB48のTEPPENラジオ」などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。

左から、「僕が見たかった青空」の安納蒼衣、八木仁愛、秋田莉杏