神木隆之介が主演を務める連続テレビ小説らんまん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第24週「ツチトリモチ」(第118回)が13日に放送され、ハチクの花の言い伝えを聞いた寿恵子(浜辺美波)が「怖い」とつぶやき、物語が不穏な展開を迎えると、ネット上には「確かに怖い」「不安になる」といった反響が寄せられた。

【写真】明日の『らんまん』場面カット 逸馬(宮野真守)との再会に感激する万太郎(神木隆之介)

 熊楠から送られてきた標本の中には、120年に一度しか咲かないと言われているハチクの花の標本があった。万太郎(神木)は仕事を終えて帰宅した寿恵子に、標本を見せながら120年周期で開花するものの、その理由や仕組みも解明されていないことを解説する。

 話に聞き入る寿恵子に、万太郎は「開花したあと、山じゅうの竹林が一斉に枯れ果てる」と語り、続けて「そうして新たに竹林が再生される」と告げる。この話に寿恵子は不安そうな表情で「120年も見慣れた景色が急に変わるのは、私なら怖いです。吉兆なのか、凶兆なのか…」と応じる。

 すると万太郎は思い出したように「あと、こんな伝承も残っちゅう。人の世に異変が起こる時、竹の花が咲く」と言うと、寿恵子は困惑した表情を浮かべつつも、熊楠から送られてきたハチクの花の標本が、先月採集されたばかりのものだと気づくのだった。

 その翌年の2月、日露戦争が勃発。寿恵子が店を構えている渋谷は、陸軍の大練兵場が造られた上、鉄道も通り、交通の要所として急速に発展。一方の万太郎は、熊楠からたびたび手紙が届いていることを徳永(田中哲司)に報告。しかし徳永は万太郎に対して、熊楠が政府の方針に強硬に反対していることを告げ「深入りするんじゃない」と命令する。

 ハチクの花をきっかけに動き出した物語に、ネット上には「わわわ、なんか不穏だ」「確かに怖い」などの声や「寿恵ちゃん同様不安になる」「なんだか不穏な空気が漂う回になったなあ」といったコメントが集まっていた。

連続テレビ小説『らんまん』第118回より (C)NHK