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創業者である故・ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題で揺れているジャニーズ事務所

9月7日の記者会見で新社長に就任した東山紀之(56)や藤島ジュリー景子氏(57)らがジャニー氏による性加害を謝罪して以降、風向きが変わってきている。

各企業で所属タレントの広告起用の見直しや契約更新の見送りがなされるなど、大きな対応が次々と取られることに。東京海上日動火災保険を皮切りに、日本航空やアサヒグループHD、日本マクドナルドなど大企業も追随しているかたちだ。

そうした事態のなか、ジャニーズ内部でも起こった“変化”が注目を集めている。

13日の「スポニチアネックス」によれば、ジャニーズ事務所本社の入り口に展示されていたジャニー氏の肖像画が12日までに取り外されていたという。

「この肖像画は、活動休止中の嵐・大野智(42)さんによる作品です。芸能活動と並行して創作活動に取り組んできた大野さんは、’20年9月に集大成となる個展を開催。ジャニー氏の肖像画は、個展に向けて制作されました。縦2メートル27センチ、横1メートル62センチの巨大キャンパスに描かれ、カラフルな色彩が特徴的な渾身の作品です。『思いがあるものを描きたい』と考えていた大野さんは、周囲から勧められたこともあり、描くことを決断したといいます」(芸能関係者)

いっぽうで当時は、嵐が活動休止に入る直前でもあった。’20年10月にNetflixで配信された『ARASHI’s Diary -Voyage-』第16話では、大野がジャニー氏の肖像画に対する思いをこう語っていた。

「俺、正直、ジャニーさんが死んだ時、泣けなかったのね。現実的になれなかったのかもしれないけど、感情がなかったのかもしれないけど、わかんない。でも、こうやって今、ジャニーさんを描いていて、ジャニーさんと2人で会話したこと、接したことを勝手に思い出す。ある程度描き終わって、1回引きで(絵を)見た。休憩の時に。やっぱり涙が出るね。うん、不思議なもんでね。

(中略)でも、この絵を描いていて、ジャニーさんと一緒に過ごした過去をすっごい思い出したね。メンバーのことも思い出したし、(人生が)ほぼジャニーズだから、俺。色んなことを思い出したね」

お酒を飲みながらのインタビューだったようで、ほろ酔いの大野。ここまで一息に語ると、「また泣いちゃうからやめよう」と泣きそうな表情を垣間見せていた。

活動休止中でもあり、騒動について沈黙を守っている大野だが、果たして現在の胸中はいかにーー。