フランス代表DFバンジャマン・メンディ(29)が約2年ぶりとなる公式戦復帰に近づいているようだ。

マンチェスター・シティ時代の2021年8月、7件の性的暴行および強姦未遂容疑でイギリス当局に起訴され、選手キャリアが中断したメンディ。今年1月に6件の強姦疑惑は無罪が確定し、残る性的暴行1件も7月に無罪となった。

シティを退団することになったメンディだったが、7月19日にロリアンと2年契約を結び母国復帰。ここまでは出番が訪れていなかった。

シティで最後にピッチに立ったのは、起訴直前の2021年8月15日に行われた2021-22シーズンのプレミアリーグ第1節・トッテナム戦。ロリアンのユニフォームに袖を通したなか、フランス『RMC Sport』によると、もうすぐ約2年ぶりに公式戦に出場する見通しだという。

リーグ・アン開幕から1勝2分け1敗で11位のロリアン。代表ウィーク明けの17日にはホームで第5節・モナコ戦が控えており、メンディは若手時代に所属した古巣との対戦に向け、メンバー入りが濃厚になっているという。

レジ・ル・ブリ監督はメンディ加入に際し、「元々のフィットネスに戻すべく6〜8週間の準備期間を設ける」と発表しており、順調にコンディションが回復した模様。2018年のロシアワールドカップ(W杯)優勝も経験した男がいよいよ再出発する。