10月6日(金)に公開される映画『イコライザー THE FINAL』より、特別映像が公開された。

本作は、アカデミー賞受賞の名優デンゼル・ワシントン演じる元CIAトップエージェントのロバート・マッコールが、世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人(通称:イコライザー)として暗躍する姿を描いたアクション映画の最新作。その独特のキャラクターと無類の強さが受け熱狂的なファンを獲得し、アメリカはもとより日本でもヒットした。

公開されたのは、最新作かつ最終章『イコライザー THE FINAL』の紹介とともに主演のデンゼル・ワシントンとアントワーン・フークア監督が過去シリーズを振り返る特別映像。デンゼルにとって同じ役を再演する唯一のシリーズ作ということもあり、その思い入れは格別だ。

映像内でデンゼルが「1作目では地味な暮らしを望む」と回顧するように、『イコライザー』(2014) では元CIAトップエージェントだったロバート・マッコールが、あまりに凄惨な任務を経験したことで自ら職を辞し戸籍も抹消。街のホームセンターで働きながらごく普通の物静かな男として平穏に生活していたが、偶然知り合った少女娼婦テリー(クロエグレース・モレッツ)がロシアマフィアから暴行を受けるシーンを目撃してしまったことにより、抑えていた正義感が目を覚まし、テリーを救うためロシアマフィアのアジトに単身で乗り込む。そこから、昼は真面目なホームセンターの従業員、夜は善良な市民を苦しめる強盗や汚職警官たちを闇から闇へ葬り去るイコライザーとして世の不正を抹消していく。

2作目の『イコライザー2』(2018) では、秘密主義のマッコールが唯一心を許すことが出来る人物であり、CIA時代の上官スーザンメリッサ・レオ)が突如何者かに襲われる。襲撃者の情報を探るほど腑に落ちない事実が判明していく中、ようやく辿り着いた敵はなんとマッコールと同様のスキルを持つ同じイコライザーだった。フークア監督が「人と関わり自分の心を見いだす」と語るように、2作目ではイコライザーvsイコライザーの決戦の中で守るべき大切なものを持ってしまったマッコールによる苦悩や葛藤が描かれている。

そして「最新作は前の2作とかなり違う」とデンゼルが話すように、偶然辿り着いたイタリアの美しい田舎町で、その町に暮らす善良な人々による優しさに触れ心の平穏を見つけたマッコール。イコライザーとして暗躍してきた孤独な夜の顔を捨て、残りの人生をその地で過ごそうと誓った矢先、イタリアンマフィアによる事件が次々と勃発。恐怖におびえる街の人々を前に、マッコールの中で静かに、しかし確実に怒りが増幅していく。前2作では“19秒”で悪を倒してきたマッコールが本作でカウントするのはなんとわずか“9秒”。これまでで最も容赦ない正義の鉄槌を下すマッコールに注目だ。

『イコライザー THE FINAL』特別映像

<作品情報>
『イコライザー THE FINAL』

10月6日(金) 公開

公式サイト:
https://www.equalizer.jp/

『イコライザー THE FINAL』