アトレチコ・パラナエンセ所属のチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが12日に行われたFIFAワールドカップ2026南米予選のコロンビア戦(0-0の引き分け)でヒザを負傷し、手術の必要があると診断された。13日、チリメディアの『テレトレセ』が報じている。

 ホームで開催された試合に先発出場したビダルだったが、73分にヒザの痛みを訴えてピッチを去ると、そのまま救急車で病院に運ばれた。

 その後、チリ代表は公式声明で「メディカルスタッフは、 アルトゥーロ・ビダルが関節閉塞を伴う急性外傷性半月板損傷を負ったと報告しており、外科的治療が必要となる。所属クラブのメディカルスタッフに従って明日手術が行われる予定で、チリ代表のメディカルスタッフも医療介入を行う」と発表した。

 復帰時期は明らかにされていないものの、現地報道によれば、10月12日と同17日に予定されているFIFAワールドカップ2026南米予選のペルー代表戦とベネズエラ代表戦への出場が危ぶまれているようだ。

 チリ代表は現在、2試合を終えて勝ち点1の8位に位置。10カ国が加盟している南米サッカー連盟CONMEBOL)には、W杯に出場できる枠が「6.5」割り当てられており、現在5位のベネズエラ、7位ペルーとの対戦では勝ち点を積み重ねて起きたいところ。チームの主軸であるビダルは間に合うことができるのだろうか。

膝の手術が必要となったチリ代表のビダル[写真]=Getty Images