キャサリン皇太子妃が、英サリー州にある刑務所「HMP High Down」を単独で訪問した。ネイビーブルーのパンツスーツで現れた皇太子妃の右手の指には、2本のバンテージがぐるりと巻かれていた。現地でそのことについて尋ねられた際に、皇太子妃は「私が悪いんです」と述べ、怪我をした理由を明かした。

キャサリン皇太子妃は現地時間12日午後、英サリー州サットン区近郊にある男子刑務所「HMP High Down」を単独で訪れた。

この日の訪問は、依存症の人々を支援する慈善団体「フォワード・トラスト」の活動の一環であり、10月28日から11月4日まで行われる「アディクション・アウェアネス・ウィーク(依存症問題啓発週間)」を前にしたものだ。

現地に到着した皇太子妃は、お気に入りのブランド「アレキサンダーマックイーン」のネイビーブルーのパンツスーツを着用し、同色のハイヒールを合わせていた。

シックな装いのアクセントとして身に着けたのは、英ジュエリーデザイナー「ダニエラ・ドレイパー」による“パーソナル・ゴールド・ミッドナイト・ムーン・ネックレス”だ。ペンダントには、ウィリアム皇太子キャサリン皇太子妃の子供達、ジョージ王子(10)シャーロット王女(8)ルイ王子(5)の名前の頭文字「G、L、C」の文字が刻まれている。

キャサリン皇太子妃は刑務所の入り口にあるゲートをくぐり抜けた後、刑務官からセキュリティチェックを受けた。そして椅子に座ると、ラブラドール・レトリバーの麻薬探知犬“ペニー(Penny)”による検査も行われた。

この日、施設を訪れた皇太子妃の右手の指には、ベージュのバンテージが巻かれていた。2本のバンテージは、人差し指と中指をぴたりとつけて巻かれている。

ケンジントン宮殿の広報担当者によると、皇太子妃はジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子と一緒に遊んでいた時、指を怪我したという。子供達と自宅の庭でトランポリンをしていた時に負傷したそうで、骨折などはしておらず「深刻なものではありません」と付け加えている。

怪我で指を痛めたにもかかわらず、皇太子妃は笑顔で職員達と対面し、握手を交わした。2人の訪問者と会話をした際に、指に巻かれたバンテージについて聞かれる場面があった。

皇太子妃はその理由について「私が悪いんです。トランポリンで飛び跳ねていたから」と明かすと、2本のバンテージについて「指を守るために、自分でつけたのよ」と説明した。

現地で皇太子妃は、施設内にあるレストラン「The Clink」に立ち寄った。過去に受賞歴のある同店は、受刑者が調理やクリーニングなどホスピタリティの訓練を受けることを支援しており、一般客にも開放されている。レストランのテーブル席では、過去に同刑務所に収容された人々とその家族とも交流した。

その後、皇太子妃は4人の受刑者と面会し、薬物やアルコールの問題の克服について話し合った。そして彼らに向けて、依存症は自分で選んでしまうものではないと強く信じていることを伝えた。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年5月18日付Instagram「Anna Freud does incredible work supporting children,」、2023年9月12日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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