今夏の移籍市場でリヴァプールに加入した日本代表MF遠藤航が、13日に“古巣”シュトゥットガルトのクラブハウスを訪問した。

 1993年2月9日生まれの遠藤は現在30歳。2019年夏に加入し、その後は“LEGENDO(「LEGEND」と「ENDO」を掛け合わせた造語)”と称される程の象徴的な選手となったシュトゥットガルトでは、在籍4年でクラブ公式戦通算133試合に出場。2021-22シーズンからはキャプテンに就任すると、2シーズン連続となるブンデスリーガの“デュエル王”にも輝いた。この活躍がイングランドの“名門”の目に留まり、今夏の移籍市場でリヴァプールに電撃移籍した。

 今月の日本代表活動に参加した遠藤は、12日にベルギー・ヘンクで行われたトルコ戦後に、すぐにはリヴァプールに戻らず、ドイツシュトゥットガルトに帰郷。クラブハウスを訪れ、かつてのチームメイトに別れを告げた。

 また、遠藤は「かなり波乱万丈でした。このクラブは僕の家族のようなもので、チームメイトやスタッフ、コーチにもう一度会えたことをとても嬉しく思っています。さよならを言う時間もなかったので。このクラブでプレーできて光栄でした」と告白。続けて「ボーフムとの開幕節でスタジアムに飾られた横断幕と、シュトゥットガルトのファンから僕に対するメッセージを見ました。感謝の思いでいっぱいです」と明かしている。

 なお、遠藤が所属するリヴァプールの次戦は、16日に行われるプレミアリーグ第5節ウルヴァーハンプトン戦だ。

古巣帰郷のMF遠藤航 [写真]=Getty Images