ノッティンガム・フォレストに所属するイングランド人DFハリー・トフォロが、賭博規則違反で出場停止処分を受けることになった。13日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 イングランドサッカー協会(FA)の規定では、自身が出場する試合に関係なく、選手がサッカーを対象とした賭博を行うことや、賭けを目的とした特権情報を共有したりすることを禁止している。しかし、今回の報道によると、トフォロは2014年1月22日から2017年3月18日の間に375件の賭博規則違反をしたという。

 すでにトフォロはこの違反を認めており、FAから5カ月の出場停止処分と2万956ポンド(約385万円)の罰金処分を受けたことが発表されている。なお、出場停止期間は2024年から2025年の終わりまでとなる模様で、決定に関する書面での理由はやがて公表されることとなっている。

 現在28歳のトフォロはノリッジの下部組織出身で、2022年7月にハダースフィールドからノッティンガム・フォレストに加入。昨シーズンは公式戦21試合に出場したが、今シーズンはここまでカラバオ・カップでの1試合出場にとどまっていた。なお、賭博規則に違反したとされている期間はノリッジ所属ながら、スウィンドンやロザラム、ピーターバラ、スカンソープへとレンタル移籍していた。

 プレミアリーグでは今年5月にブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーが賭博規則に232件違反したことで、2024年1月16日までの8カ月間のサッカー関連活動の出場停止と、5万ポンド(約920万円)の罰金処分が下されていた。

 出場停止期間が残り4カ月となる2023年9月17日から所属クラブでのトレーニングのみ参加することが認められることになるなど、トニーは即時適用の処分となっていたが、トフォロは来シーズンの終盤に出場停止となるようだ。

賭博違反が発覚したトフォロ [写真]=Getty Images