今年4月に初めて太平洋を航行・訓練する様子が捉えられています。

台湾国防部が2日前に西太平洋に入ったと発表

防衛省・統合幕僚監部は2023年9月13日(水)、沖縄県宮古島の南約650kmの海域において、航行する中国海軍のクズネツォフ級空母「山東」1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦2隻、フユ級高速戦闘支援艦1隻の計6隻を確認したと発表しました。

また同日、空母「山東」において、艦載戦闘機や艦載ヘリコプターが発着艦する様子も確認しているそうです。

これに対し、海上自衛隊長崎県の佐世保基地を母港とする第5護衛隊所属の護衛艦ありあけ」によって、所要の情報収集・警戒監視を行っています。

空母「山東」は、2019年12月に就役した中国初の国産空母で、今年(2023年)4月には初めて太平洋を航行するのが確認されています。また今月(9月)11日には、台湾(中華民国)国防部が、艦隊を組んで台湾の南東沖から西太平洋に入ったと発表していました。

中国海軍の空母「山東」(画像:統合幕僚監部)。