セイコーハウス銀座ホールでは、10月12日(木)~22日(日)の期間、「村瀬治兵衛 漆の仕事-伝統と未来-」を開催します。

江戸時代から続く木地師としては七代目、塗師としては三代目を継承している村瀬さん。

制作に向かうときはデッサンから始め、木地作りから塗りに至るまで、漆芸の全工程を自ら手掛けています。

まるで木の声に導かれるかのように、一木を刳(く)り、削(はつ)り、彫り、かたちを生み出していきます。

自らの感性を研ぎ澄まし、四季折々の日本の情景やヨーロッパの鮮やかな色彩感覚など、さまざまな美から刺激を受け、新しいアートピースの創造に挑戦し制作された作品は、メトロポリタン美術館やヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに収蔵され、海外でも高い評価を得ています。

今展では、既成概念にとらわれない斬新な造形と独自の色彩が印象的な水指や手桶、茶器を中心に、花器、人気の高い「沢栗」シリーズの盆、椀、皿など100余点が一堂に会します。

漆芸の伝統の技を脈々と受け継ぎながら、その未来をも感じさせる珠玉の作品の数々を、ぜひご高覧ください。

手前:彩漆中次(径6.7×高さ6.6cm)、奥:彩漆面中次(径6.7×高さ6.6cm)
銀彩鉈削水指(21.5×18.3×高さ19cm)、根来薬器茶器 三ツ足(径8.2×高さ7cm)
沢栗平山皿(上:径21×高さ2.5cm)、(下:径13.5×高さ2cm)
紅溜線刻細茶器(手前から時計回りに:径5.8×高さ8.1cm、径5.3×高さ9.7cm、径5.6×高さ9.2cm、径5.4×高さ9.3cm、径5.6×高さ10.1cm)

村瀬 治兵衛(むらせ・じへい) 略歴

1957年 東京都に生まれる

1980年 東京造形大学彫刻科卒業

2001年 三代目治兵衛を襲名、木地師として七代目を継ぐ

2009年 妙喜庵・待庵の炉縁制作

2010年 東京国立近代美術館工芸館 「現代工芸への視点 茶事をめぐって」展出品

     ロンドン アートフェアコレクト出品

2015年 東京国立近代美術館工芸館 「近代工芸と茶の湯」展出品

2016年 東京国立近代美術館工芸館 「近代工芸と茶の湯II」展出品

2017年 スイス アートバーゼル出品

ニューヨークフィラルフィ美術館日本ギャラリー茶室100周年記念展茶会参加

根津美術館特別催事「現代茶人の茶席」工芸作家として席主を務める

2019年 在英国日本国大使館「NEW LOOK OF TEA」展・JAPAN House講演会 

2020年 和光「漆の仕事」展

2021年 国立工芸館石川移転開館記念展III「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」出品

パブリックコレクション:

メトロポリタン美術館(アメリカ)、 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)、フィラルフィ美術館(アメリカ)、イエール大学 アジアンアートミュージアム(アメリカ)、国立工芸館(日本)

「村瀬 治兵衛 漆の仕事-伝統と未来-」
10月12日(木)~22日(日)


会場:セイコーハウス銀座ホール (東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座 6階)
お問い合わせ先:和光 (03)3562-2111(代表)
営業時間:11:00~19:00 (最終日は17:00まで)
休業日:無休
入場料:無料
主催/和光


◎和光ホールは、「セイコーハウス銀座ホール」へ名称変更しました。
セイコーグループ事業全般に関連する展示や、アーティストとの共創など、世界に向けてさまざまな発信をしてまいります。
◎撮影をご希望の際は、営業時間外にて承ります。

営業時間および催事は予告なしに変更する場合がございます。
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