ドイツの大手制御機器メーカー・ベッコフオートメーション株式会社(神奈川県横浜市 代表取締役社長 川野俊充)は、2023年10月18(水)~21日(土)にポートメッセなごやで開催される日本最大級の 工作機械見本市、メカトロテックジャパン2023(MECT2023)に出展いたします。(展示ブース:新第 1展示館 1C12)

ブースイメージ

MECT2023ではオープンハードウェアを利用した工作機械による制御実装の教育・研究開発を提案します。展示ブースでは実装例として、オープンなCNCを組み込んだデスクトップ工作機械をその図面・設計情報・制御プログラムと共に展示します。ワークショップ(10/19開催)においても、上記の取り組みを詳しく解説いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

ベッコフオートメーション日本法人 代表取締役社長である川野俊充は、今回の出展にあたり以下のようにコメントしています。

  • 「ソフトにもハードにも独自性がある工作機械を開発するには、オープンなCNCに加えてオープンなハードウェアを活用するのが近道です。また,オープンな技術は最先端の研究開発だけでなく、次世代を担う技術者や研究者の育成にも役立ちます。展示機の設計情報と制御プログラムをオープンにする大胆な試みはこうした二つの信念に支えられており、MECT2023のベッコフオートメーションのブースでその一端を感じて戴ければ幸いです。皆様のご来場を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。」

■ベッコフオートメーションとは?

ベッコフオートメーションはPC制御に特化した制御装置メーカーです。「TwinCAT」という独自のソフトウェアを活用し、Windows OSのパソコンをCNCやPLCとして活用することが可能です。これにより、リアルタイムな機械装置の制御を実現しています。また、ベッコフは極めて高速で同期性の高い「EtherCAT」というオープンな通信プロトコルの開発元でもあります。現在7,300を超える企業・組織がEtherCATの会員に加入しており、世界最大級の通信プロトコルとして知られています。これらのTwinCATとEtherCATの技術を用いたPCコントローラは、オープンで自由度の高いCNCとして工作機械の制御に活用されています。

■展示のみどころ


工作機械のCNCの多くはブラックボックス化されており、自在な制御を実装することが困難となっているのが現状です。もっと自由に工作機械の制御実装を行い、試験を行える環境を作っていくことが必要だと考えます。

そこで、今回はオープンハードウェアを利用したデスクトップ工作機械による制御実装の教育・研究開発を提案します。機械装置の図面や3次元モデルといった設計情報が公開されているものがオープンハードウェアです。これを用いてオープンなCNCを組み込んだデスクトップ工作機械を製作し、制御教育や研究開発に活用する提案となります。

展示ブースでは実装例として、オープンなCNCを組み込んだデスクトップ工作機械をその図面・設計情報・制御プログラムと共に展示します。また、初の取り組みとしてご来場者には希望によりこれらの「設計データ」を配布予定です。これは工作機械における制御技術の今後の発展のための、オープンなCNCを活用する教育環境を提供する取り組みです。ベッコフオートメーションブースにご来場いただきぜひご覧ください。

展示の見どころイメージ

<ワークショップ開催のご案内>
【日時】2023年10月19日(木)13:00~13:40  
【会場】ポートメッセなごや 新第1展示館 
【定員】50名 ※先着順・聴講無料
【講演タイトル】 オープンハードウェア工作機械による制御実装の基礎教育の提案
【講師名】 ベッコフオートメーション株式会社 
      ソリューション・アプリケーション・エンジニア 高口 順一 (こうぐち じゅんいち) 
【募集方法】以下の特設Webサイトよりお申し込みください 
 https://forms.office.com/e/w2zKLDqQwM

配信元企業:ベッコフオートメーション株式会社

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