三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊、以下「三井不動産」)は、 Rugby School International Limited(英国法人、以下「RSIL」)、一般財団法人Rugby School Japan設立準備財団(東京都千代田区、代表理事:Fei Fei HU、以下「準備財団」)、国立大学法人千葉大学千葉県千葉市、学長:中山俊憲、以下「千葉大学」)およびCEAMS合同会社(東京都港区、CEO:Fei Fei HU、以下「CEAMS」)と推進しておりました、国立大学法人千葉大学柏の葉キャンパス内へ、英国式Year 7~ Year 13の男女共学の通学制・寮制選択可能なインターナショナルスクール「Rugby School Japan(以下、RSJ)」を、2023年9月4日に開校いたしましたことをお知らせします。

 「柏の葉国際キャンパスタウン構想」の中でも重要なピースとなる世界に誇れる教育インフラであるRSJが開校することで、より多様で、より優秀な人材が柏の葉に、首都圏に、そして日本に集い、様々な分野でのイノベーションが加速されることを期待しています。

Rugby School Japan外観

【柏の葉スマートシティにおけるRSJ開校の意義】

  • 都心から約30分、多くの教育・研究機関、企業が集結する好アクセスかつ優れた環境に立地

  • 世界的に有名なインターナショナルスクールの誘致で、柏の葉スマートシティの街づくり指針、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づき、国際的な学術・教育・文化空間の形成を加速

  • RSJの歴史ある洗練された教育システムと、柏の葉スマートシティの先進性が結び付くことで、柏の葉スマートシティから世界レベルの人材を育成・輩出を目指す。柏の葉スマートシティをさらに「イノベーションが生まれる街」へ

【RSJの特徴】

  • 国際規格のラグビー場、ダンススタジオ、演劇室などを備えた、英国本校と同様の「全人教育」を提供するインターナショナルスクール

【柏の葉スマートシティにおけるRSJ開校の意義】

■都心からのアクセスが良く、多くの教育・研究機関、企業が集結する柏の葉に立地

 つくばエクスプレスが通り、都心から約30分とアクセスが良く、千葉大学東京大学をはじめとする教育機関、企業、研究機関が集結した好環境に立地しています。RSJの開校によりさらに教育機関の集積が進むこととなりました。

■公・民・学連携による国際学術研究都市に向けた街づくり「柏の葉国際キャンパスタウン構想」の実現へ

 千葉県、柏市、千葉大学東京大学、地元住民の方々とともに、2008年に街づくりの指針である「柏の葉国際キャンパスタウン構想」を策定し、公・民・学連携による先端的で自立した街づくりを実装するべく、「国際的な学術・教育・文化空間の形成」を目標に掲げ、「世界最先端で活躍する人材を育成する基礎的な教育環境を充実させる」ことを方針としてきました。

 今般、世界のトップスクールの一つであるRSJが開校し、国際的な教育インフラが整備されました。東京大学千葉大学・国立がん研究センターなど既存の世界トップクラスのアカデミアに加え、新たな研究機関や企業、そして外国の方を含む新たな住民が、世界中から柏の葉スマートシティに集まることを期待しています。さらに、東京、日本全体への国際的な人材集約に貢献し、日本そのものの国際競争力向上にも貢献できると考えています。

 また、英国ラグビー校は球技種目であるラグビー発祥の地としても知られておりますが、競技生誕200年を迎える2023年に本校は開業いたしました。柏の葉とラグビーとの関わりは深く、「NECグリーンロケッツ東葛」のホストスタジアムがあり、ラグビーニュージーランド代表の事前キャンプサポートも過去には実施いたしました。RSJには、国際規格のラグビー場が整備され、ラグビーを通じたスポーツ振興や国際化の推進、地域の活性化に繋げていきます。

■柏の葉スマートシティから、世界で活躍できる人材を輩出し、「イノベーションが生まれる街」へ

 当社は、街づくりを通じて社会課題の解決に取り組んでおり、これまでもハードな建物だけではなく、「場」や「コミュニティ」の提供を行ってきました。

 柏の葉スマートシティは、街をプラットフォームとした様々な新しいイノベーションの実証の場でもあります。RSJ開校により、これまで以上に多様な人々が街をプラットフォームとして、多様なコミュニティを形成し、柏の葉スマートシティが「イノベーションの生まれる街」となることを目指してまいります。

RSJが掲げる、「全人教育」のもと、柏の葉から世界レベルの人材が育成・輩出されます。柏の葉スマートシティの目標である「世界の未来像」をつくる次代のリーダーが生まれ、グローバルに活躍することを期待しています。

周辺の千葉大学東京大学をはじめとする教育機関、企業、研究機関、地域などとも連携・交流を深め、新たな産業や文化的価値の創造を目指します。さらに、グローバルな教育を提供できる教育インフラが整うことで、アジアを中心とする世界の多くの地域から人材や外資系企業のさらなる集積を見込んでいます。

現在、柏の葉では、「新産業を生み出すクリエイティブなイノベーション拠点」を整備する一方で、アカデミア・企業との連携促進、さらには住民の街づくりへの参加など、様々なコミュニティ活動する中で、この持続可能な街づくりに携わる次世代の人材の育成が重要になってきます。

持続可能な開発やイノベーション」を担う世界レベルの人材を柏の葉で育成することは、持続可能な都市形成につながっていきます。

【「Rugby School Japan」の特徴】

1. RSJの理念・プログラム・設備についてラグビー校の理念である”Whole Person, Whole Point”という「全人教育」

 「RSJは、英国カリキュラムとハウス・システムを導入しています。同校は、日本においてもラグビー校の理念である”Whole Person, Whole Point”という「全人教育」を掲げ、その450年間の歴史と卓越した教育経験を背景とした教育活動を実施していきます。

・グローバル人材の育成・輩出を目指す、世界最高水準の教育プログラム「ラグビー・ラーナー・プロファイル

 ラグビースクール・グループに共通する「ラグビー・ラーナー・プロファイル」は、ラグビースクール・ジャパンが入学から卒業まで、すべての生徒に身につけさせる、学校独自の学習スタイル。探究心、コミュニケーション能力、協調性、国際性、多用途性、内省力、回復力などが含まれます。

2. 様々な施設を備え、実践的で本格的な教育と課外活動を提供

 「全人教育」のもと、学問だけでなくアートやスポーツ関連の教科が充実し、またその強化を学ぶための様々な施設を備えています。ラグビーフットボールの起源となった少年“Webb Ellis”を冠した国際規格のラグビー場や25メートル公認プールの他、英国議会を模したDebate Chamber、Black Box型のDrama Studio、Dance Studio、アートギャラリーを備え、生徒の個性や才能を伸ばします。

中庭
Webb Ellis(ラグビー場)
Debate Chamber(ディベートルーム)
School Cafe(スクールカフェ)
Drama Studio(演劇室)
Library(図書館)
Dance Studio(ダンススタジオ)
School House(男子寮)

3. 千葉大学の校舎を再利用するなど、環境に配慮した設計

 千葉大学柏の葉キャンパスの歴史・環境を活かし校舎を改修して利用するとともに、大小さまざまな緑地空間を整備しました。また食堂は木造建築とするなど、CO2削減に取り組みました。新築各棟はZEB Oriented・ZEH-M Oriented認証((食堂はZEB Ready認証)を取得しています。

Dining Room(食堂)
Dining Room(食堂)

■施設概要

所 在 地    千葉県柏市柏の葉6丁目2番5

敷 地 面 積    48,527平方メートル

延 床 面 積    28,005平方メートル (全10棟、RC造・鉄骨造・木造)

設計・施工    三井住友建設株式会社/三井ホーム株式会社

外装デザイン監修 株式会社APOLLO /株式会社アトリエフルタ建築研究所

内装デザイン監修 三井デザインテック株式会社/株式会社APOLLO

生 徒 数    約780名(初年度募集人数は約160名を予定)

学   年    Year7~Year13(日本における小学6年生から高校3年生に相当)

■地図  

交通:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」下車徒歩3分

■柏の葉スマートシティの取り組み

https://www.kashiwanoha-smartcity.com/

都心から約30分の柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉スマートシティは、東京大学千葉大学、国内屈指の研究機関、医療機関が集積しています。柏の葉スマートシティでは、2008年に「柏の葉国際キャンパスタウン構想」を掲げ、公・民・学連携でスタートアップや大学の技術を活用した実証実験にも積極的に取り組んでいます。現在は、AI/IoTなど新技術の導入によるデータ駆動型のスマート・コンパクトシティの形成を目指しており、国土交通省「Society5.0」の実現に向けたスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定されました。今後、健康・医療に係る医療機関サービスのスマート化に取り組んでいきます。また、三井不動産グループは、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進することで、日本政府が提唱する「Society5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。

■三井不動産グループのSDGsへの貢献について

https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/

三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

【参考】

・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」

 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/

・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」

 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/

・「生物多様性方針を策定」

 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0413/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs持続可能な開発目標)における5つの目標に貢献しています。

目標 4  質の高い教育をみんなに

目標 7  エネルギーをみんなにそしてクリーン

目標11 住み続けられるまちづくりを

目標13 気候変動に具体的な対策を

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

配信元企業:三井不動産株式会社

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