お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(32歳)が、9月14日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。“ながら見”や“倍速視聴”について「1つ1つの物事に向き合うことができず、深掘りすることができなくなる気がする」と持論を語った。  

番組はこの日、11月に初めて開催される「ぼーっとする大会」を紹介。忙しすぎる現代社会に問題提起するために、韓国で幕が上がり、90分ものあいだ何もせずに「ぼーっとした状態を継続すること」を競うという。効率よく時間を使う“タイムパフォーマンスタイパ)”が重視される中で、“ぼーっとすること”の意味を考えた。

ゲストが「同時にいろんなことをやってしまう。YouTubeを2倍速で見ながら、スマホでTikTokを見て、洗濯機を回すこともある」と話すと、兼近は「僕は作品を倍速で見ないし、YouTubeとTikTokを一緒に見ることはない」とコメント。

続けて「作品が伝えたいテーマを考えたり、『こんな展開になるのかな?』『これが伏線だったのか』と想像しながら楽しむことが好き。このイマジネーションの時間を通して、作品の情報をインプットしたり、自分の人生や仕事にいかせることを閃いたりする」とした上で、「“ながら見”や“倍速視聴”に慣れてしまうと、1つ1つの物事に向き合うことができず、深掘りすることができなくなる気がする」と持論を展開。

これを受けて「タイパ至上主義者」を自称する進行の平石直之アナは「倍速視聴は、いわば“確認作業”。まずは再生してみて、気に入った作品があれば巻き戻したり、何回も視聴したりする。同じ時間でも2作品を見ることができるんですよ」と訴えた。