マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、チームの中で起こっている問題について言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
2022年夏にユナイテッドの監督に就任したテン・ハグ監督。チームは3位でプレミアリーグを終えるなどし、近年の低迷から脱却し始めている。
今シーズンもチームを率いる中で、クラブには多くの問題が。最もホットな話題は、イングランド代表FWジェイドン・サンチョとの確執問題だ。
中断期間の前に行われたアーセナル戦でサンチョはメンバー外。テン・ハグ監督は「練習態度に問題があった」と語った一方で、サンチョは「不当な扱いを受けている」と主張。公に監督を批判した。
しかし、14日にユナイテッドは声明を発表。サンチョをファーストチームのトレーニングに参加させない方針を決め、個人トレーニングのみ行うとした。
監督との確執が尾をひいており、一部ではテン・ハグ監督とクラブに対して謝罪しない限りはファーストチームには戻れないとされている。
そんな中16日のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦に向けた記者会見に出席したテン・ハグ監督がこの問題について言及。1度のミスで厳しく罰することはないとし、ユナイテッドのチーム内に良い文化がなかったと、チームのあり方に問題があると指摘した。
「これはチームの構築、グループの力学に関するものだ。しかし、チームの問題であり、チームが何よりも重要だ」
「このチームでは、誰もが自分の役割を果たし、誰もが異なる。様々なキャラクターがいて、それらのキャラクターをマネジメントしなければいけない。ただ、チームは常に、他のものよりも優先される」
「クラブは私に、昨シーズンが始まる前には良い文化がなかったので、基準を設けるように頼んだ。だから、基準をコントロールするのが私の仕事だ」
「もちろん、誰かが一度だけミスを犯したということではない。厳密なラインについて一定の結果を得るまでの全てのプロセスが重要だ」
「スタッフであれ、選手であれ、誰であれ、一線を越える構造があるのであれば、強くなければいけない」
サンチョはドルトムント時代から酷い遅刻癖があることがわかっており、テン・ハグ監督も対策を練っていたが、徐々にその効果も薄れたとされている。決して1度何かミスをしたということではなく、注意されても改善されないことが問題であり、それを厳しく律せない文化も悪かったようだ。
また、別の問題も発生。ブラジル代表FWアントニーが元恋人へのDV疑惑により捜査対象となっており、他の女性への暴行疑惑も浮上している。そのため、ブラジル代表からは外され、さらに帰国が遅れることも発表されていた。
ピッチ外の問題だらけのユナイテッドだが、テン・ハグ監督はシーズン中に選手を欠くことはあるとし、起用できる選手は問題ないとコメント。アントニーも問題ないとした。
「チームは強く、元気で、良い気分で試合に臨める。彼らは非常に優秀だ。シーズン中に時々挫折したり、選手がケガをしたり、その他の理由で出場できないことだってある。だから、チームを構築する。出場可能な選手は、やる気に満ちている」
「分からない。もちろん、彼はがっかりしているだろうが、大丈夫だろう」
久保所属のソシエダvsインテル、三笘所属のブライトンvsAEKアテネなど
CL・ELはWOWOWで放送&配信!
>無料トライアル・放送予定など詳しくはこちら
コメント