9月11日(月)、太田経済産業副大臣が、積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「当社」)が開発を進めるフィルム型ペロブスカイト太陽電池に関する意見交換のため、開発拠点に来訪されました。

概要ご説明の後、製造設備及び展示スペースをご覧いただき、当社が保有する技術に関し知見を深めていただきました。その後、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の展開について当社R&Dセンター所長の向井も交えて約1時間意見交換が行われました。

太田副大臣からは、「日本発の技術を日本がリードしていくため、経済産業省としてもしっかりと支援をしていきます。」といった期待の言葉をいただきました。

当社は、独自技術である「封止、成膜、材料、プロセス技術」により、業界に先駆けて屋外耐久性10年相当を確認し、30cm幅のロール・ツー・ロール製造プロセスを構築しました。さらに、同製造プロセスによる発電効率15.0%のフィルム型ペロブスカイト太陽電池の製造に成功しています。

現在は、実用化に向けて、1m幅での製造プロセスの確立、耐久性や発電効率のさらなる向上を目指し、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金も活用して開発を加速させています。また、早期の社会実装へ向け、東京都西日本旅客鉄道株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社JERAなど、さまざまな関係先と連携して開発を進めており、2025年の事業化を目指しています。

以上

配信元企業:積水化学工業株式会社

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