株式会社ベンナーズ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:井口剛志)が運営するお魚ミールパックのサブスクリプションサービス「Fishlle!」(以下、フィシュル)は、福島第一原発の処理水の海洋放出を理由に、中国が日本の水産物の輸入を全面的に停止したことを受け、日本の持続可能な水産業のために「食の三方よし」をより一層目指して参ります。

■ 処理水の海洋放出による中国の日本の水産物全面的輸入停止懸念と対策

私達は食の三方良しを実現し、未利用魚を含めた全ての魚を大切にしていくと共に、フィシュルに関わってくださっているサポーター、企業様、生産者さん達をパートナーだと考え、日々、サービスの向上に努めています。

今回の中国の日本の水産物の全面的輸入停止を受け、水産物の加工会社、流通団体や漁師から風評被害や今後の不安についての声が上がっており、同じ水産企業の弊社として非常に重い問題であると感じております。

農林水産省の統計(2022年の農林水産物・食品の輸出額)によると、2022年の水産物の輸出総額は3,873億円で、輸出先の1位は中国、2位が香港、3位が米国となっている。中国向け輸出額は871億円。中国による水産物の輸出停止措置は、日本の水産物輸出、水産業にとっては大きな打撃となっています。

処理水の放出開始にあわせて、水産庁は風評被害を防ぐため、福島第一原発周辺の水産物の検査を強化しています。

政府や東京電力がこれまでに行った周辺海域でのモニタリング調査では、放射性物質であるトリチウムの濃度が、基準値を下回っていることが確認され、科学的に安全であることが示されています。

一方、中国政府は、処理水を「核汚染水」と呼び海洋放出を批判していて、依然として、日本産の水産物の輸入停止措置を継続しています。こうした中国の処理水における強い批判における悪循環は非常に深刻な問題であると考えます。

日本政府は8月31日、中国による水産物の輸入停止への対応、及び水産業を守る支援策等についての会見を開き、禁輸措置で国内業者に影響があった場合は東電が賠償に応じることを表明しました。さらに今回の輸入停止を受けて、今後は中国市場だけに依存しない貿易を目指すとし、緊急支援事業を創設するとしています。

[参照]首相官邸「中国による水産物の輸入停止への対応及び水産業を守る支援策等についての会見 | 総理の演説・記者会見など」(2023年8月31日

https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2023/0831kaiken.html


福岡県の漁師さんの声

「私自身は今回の禁輸により大きな影響を受けることはありませんでしたが、報道があった直後は魚の価格が下がることをかなり懸念しました。私は、漁師歴18年目ですが今回の問題はかなり深刻に思います。周りの漁師たちともこの事について色々と起こりうる懸念について会話していました・・・。東北の漁師たちのことを思うと、かなり厳しい状況下にあると思います。中国側も日本に頼っていた部分もあると思うので完全に日本産の水産物を輸入できなくなるのは困る消費者や企業も多くいるのではないでしょうか。

少しでも早く禁輸解消が断和されることを祈るばかりです。」(文責:福玄丸 漁師 宮川さん)

             (左:玄界島漁師宮川さん 右:ベンナーズ広報担当)


■ 日本の水産応援キャンペーン

弊社は”海は、地球上で最も大事なプラットフォーム”と考えています。

食の三方よし「作り手、使い手、社会を豊かにすること」を目指し、禁輸により国内での行き場を失ったお魚の国内消費を促すためこの度、日本の水産応援キャンペーンを実施いたします!

【キャンペーン内容】

期間限定、初回購入870円OFFとなるクーポンを新規のお客様向けにご案内いたします。

専用ご購入サイト:https://fishlle.com/lp?u=prtimes230914

クーポンコード:JAPANFISH23

※本プレスリリース期間限定

(クーポン使用可能期間:2023/9/15~10/31)

※6.10.16パック全コース適用可

※他クーポンコードとの併用不可

"870円OFF"とした背景は、昨年の日本の中国向け輸出額は871億円だったため871億円規模の損失が今回の禁輸影響の代償があったと考えます。

日本の人口は約1億人なので、単純計算、日本人全員がこのクーポンを使用していただければ、損失金額を担保できる!と考え思い切って870円OFFキャンペーンを実施することとなりました。

フィシュルでは、完全無添加、天然、国産のお魚を使用しているため、美味しく安心してお召し上がりいただける商品です。

このクーポン使用で中国向けに輸出される予定であった870億円分の日本の海産物を皆さんで美味しくいただいて日本の水産業へエールを送っていただけると嬉しいです!

また、フィシュルでは味には全く関係のない理由で行き場を失ってしまったお魚を少しでも活用できるように、今年、”ふるさと納税”にも出店予定です。ぜひこちらもチェックいただければ幸いです。


【Fishlle!(フィシュル)とは?】

フィシュルは、お魚のフードロスを減らすことにより“日本における水産業の発展”と“作り手、使い手、社会を豊かにすること”を目的にお魚のサブスクリプションサービスを2021年3月よりECサイトにて販売をスタートいたしました。

新たな生活様式に対応したお魚ミールパックを普及させることにより衰退の一途をたどる日本の魚食文化の再建を目指しながら、味には関係の無い理由で規格外とされる「未利用魚」を積極的に利用することで、魚のフードロス削減と漁業者の収入の底上げを図り、「SDGs12条」「SDGs14条」への貢献を目指しています。

未利用魚: 十分な水揚げ量が無かったり、形が悪かったり傷がついていたり等の理由で価値が付かず、流通される前段階で通常の流通に乗らなくなってしまった魚のこと。総水揚げ量の約30~40%が未利用魚とされています。

私達は食の三方良し実現し、未利用魚を含めた全ての魚を大切にしていくと共に、フィシュルに関わってくださっているサポーター、企業様、生産者さん達をパートナーだと考え、日々、サービスの向上に努めています。

公式サイト:https://fishlle.com

寄贈内容:総出荷数量の10%を寄贈

SDGsの取り組み~

SDGs12条:つくる責任 つかう責任 持続可能な方法で生産し、責任を持って消費する

SDGs14条:海の豊かさを守ろう 持続可能な社会のために、海と海の資源を守る海と海の資源を持続可能な方法で利用する


【会社概要】

会社名:株式会社ベンナーズ

所在地:福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭2-3-1 株式会社ベンナーズ5F

代表者:井口 剛志(いのくち つよし)

事業内容:お魚サブスク「フィシュル」魚のフードロス削減のためのプラットフォーム事業、水産卸売事業

代表者電話番号:092-692-2033

メールアドレス:info@benners.co.jp

会社URL:https://www.benners.co.jp

フィシュル公式サイト:https://fishlle.com

配信元企業:株式会社ベンナーズ

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