お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(50歳)が、9月15日に放送されたバラエティ番組「相方を売れ!ウリマンTV」(読売テレビ)に出演。“テレビ復帰”にこだわる理由を語った。

“例の騒動”後、この番組が地上波ネット局初登場となった渡部は、「ボクの好感度旅in地元・八王子」と題し、東京・八王子のお店や街頭などで、自ら好感度調査を行っていく。

その最後、「なぜテレビ復帰にこだわるのか」と聞かれた渡部は「辞めてしまうことが一番迷惑かからない。僕がアクション起こすたびに、ちょっとニュースになって、相方に取材が行く、奥さんに取材が行く。僕の家族に取材が行く。みんなに迷惑かけてるじゃないですか。だから『芸能界、引退します』ということがたぶん一番迷惑かからないんだろうなってこと、ほんと真剣に考えたんですよ。ずっと。で、腹も決めて、違う仕事で家族養おうと思ってたんですけど……。なんか……。なんかそれやっちゃうと、ずっと逃げ回ってるような人生になるような気がして。自粛生活がそんな感じだったんですよ。コソコソ、コソコソ行くし、僕が例えばどこか行ったら、その人たちも僕を匿わないといけない。だから、めちゃくちゃ気を遣わせる存在なんですよね。どこに行っても『奥の個室用意しました!』とか、『こっちの席は目立ちませんよ』とか、『この宿、ここだったら誰も会わない導線があります』とか。めちゃくちゃ面倒くさい存在じゃないですか」と語る。

そしてもうひとつ、「あとは、これだけ経ちましたけど、まだ待ってくれてるスタッフがいるってことです。今すぐは戻せないけど、必ずまたいつの日か仕事しようねって、テレビで。言ってくれてるスタッフが……、いまだ少数ですけど、いるってことですかね……。なので、ここだけは……。いろんな人の思いを叶えたり、いろんな僕の過去を払拭、当然ゼロにはできないと思うんですけど、一番テレビに出るってことが……一番かなって、いまだに思ってるんですよね。もちろん、許されるとは思ってないんですけど、過去のことが少し和らぐ行為って、地上波に戻ることかなと思ったんですよね。いまももちろん思ってるんですけど。とりあえず険しいですけど、テレビに戻るんだっていう姿勢を見せること、テレビにいずれ……少しでも戻ることが、一番前に一歩進めるような気がしてるっていうことですかね」と語った。