ウェストハムを率いるデイヴィッド・モイーズ監督が、無所属の元イングランド代表MFジェシー・リンガードと契約を結ぶ可能性に言及した。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

 現在30歳のリンガードは、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身。同クラブでは公式戦通算232試合に出場し、35ゴールを記録した。

 2020-21シーズン後半はウェストハムに期限付き移籍。すると、西ロンドンでは公式戦16試合に出場し、9ゴール5アシストと大活躍した。ウェストハムはリンガードの買い取りを希望したものの、完全移籍は成立せず、2021年夏にマンチェスター・Uへ復帰した。

 リンハードは昨夏の契約満了に伴い『オールド・トラッフォード』を去り、ノッティンガム・フォレストと1年契約を結んだ。しかし、シーズン後半からは出番を失い、6月30日付で同クラブを退団していた。

 無所属の日々を過ごすリンガードは現在、ウェストハムの練習に参加しているようだ。また、プレミアリーグの各チームが25名のメンバーを発表する期限が過ぎたにも関わらず、ウェストハムは24人のメンバーしか発表しておらず、リンガードが登録される余地は残されていると『スカイスポーツ』は指摘している。

 モイーズ監督はリンガードについて、「今のところ最新情報はない」と強調しつつ、次のようにもコメント。同選手の状態が整ってきていることを明かし、同選手が復帰する可能性を閉ざさなかった。

ジェシーは3週間、私たちと一緒に練習をした。彼は本当にコンディションがいい。ここへ来た当初よりも格段に整っている」

「彼がコンディションを取り戻し、どのようなプレーを見せるのか、あらゆる機会を与えたい。彼が望むフィットネスのレベルに近づいている」と、

フォレスト退団後フリーのリンガード [写真]=Getty Images