ゴミ袋にゴミをたくさん詰めすぎて、袋が閉められず困ったという経験はありませんか。特に持ち手のないゴミ袋の場合、満杯のゴミ袋を縛るのは至難の業です。

しかし、ゴミ袋はたくさん詰めて出す方が、節約にもなりますし、環境のことも考えても、やはりゴミ袋の利用は最小限に抑えたいですよね。

災害が起きた時に役立つさまざまなライフハックを発信している「警視庁警備部災害対策課」の公式Xのアカウント(MPD_bousai)が、満杯のゴミ袋を縛る方法を紹介しています。

持ち手がないゴミ袋でも大丈夫

やり方はとても簡単です。具体的な手順を見ていきましょう。

ゴミ袋に持ち手が付いていない場合や、ゴミ袋が満杯で、持ち手が縛れるほど余裕がない場合は、紐を使います。薄く縛りやすいビニール紐がベストですが、ほかの種類の紐でも構いません。

まず、適当な長さに切った紐を用意し、先端を中身が入ったゴミ袋の口に入れたまま、手でゴミ袋の口を握って閉じておきます。

そして、ゴミ袋から外に出ている紐を、ゴミ袋の口に巻き付けていきます。この時の重要なポイントは、ゴミ袋の口を閉じている手の親指ごと、紐を巻き付けること。巻き付ける回数は2~3回ほどで十分です。

数回巻き付けたら、その紐をそのまま親指の部分の隙間に上から差し入れ、親指を抜いて、ぐっと引っ張ります。

これで完成です。ゴミ袋がしっかりと縛られた状態になります。

この縛り方なら、ゴミ袋をしっかりと閉じることができ、ゴミがこぼれる心配もありません。日常生活での節約から、ゴミ袋が貴重な災害時まで、さまざまな場面で役立つ方法です。

ちなみに、上記の手順は土のう袋の縛り方と同じです。土のう袋とは、水害対策や工事現場などで、機材の固定や洪水を堰き止めるのに使用する土砂を詰めた袋のこと。そう聞くと、よりこの縛り方への安心感も生まれますね。

この方法を活用すればゴミ袋が満杯になっても縛ることができるので、ゴミ袋を効果的に使うことができます。ゴミ袋を縛る時にはぜひ、試してみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

出典
MPD_bousai
※写真はイメージ