マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、1月にクラブを退団する可能性があるようだ。16日、スペイン紙『スポルト』が報じている。

 現在23歳のサンチョは2021年夏に移籍金7300万ポンド(約134億円)でドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入。昨季は公式戦41試合に出場し、7ゴール3アシストを記録した。

 さらなる活躍が期待された今季だったが、サンチョは3日に行われた第4節のアーセナル戦(1-3で敗戦)でメンバー外に。試合後、その理由について聞かれたエリック・テン・ハフ監督は「ジェイドンはトレーニングのパフォーマンスに基づいて選ばなかった。マンチェスター・ユナイテッドでは毎日あるレベルに達しないといけないし、私たちには前線の選択肢がある。だから、この試合は彼を選ばなかった」と説明した。

 しかし、この発言を受け、サンチョは自身のX(旧ツイッター)で「読んだものすべてをどうか信じないでほしい。僕は全く真実ではないことを言っている人々を許さない。今週のトレーニングではとてもうまくやっていた。この件には他にも理由があると思うが、ここで触れるつもりはない。長い間スケープゴートにされてきたけど、これは不公平だ」と指揮官が説明したメンバー外の理由を真っ向から否定した。この発言を受け、マンチェスター・ユナイテッドは14日に「サンチョはチームの規律問題が解決するまで、ファーストチームのメンバーから離れて個人トレーニングプログラムを続けることになる」と声明を発表。また、指揮官サンチョに対して謝罪を求めているものの、サンチョは謝罪要求を拒否しているとも伝えられており、マンチェスター・ユナイテッドを退団する可能性が浮上している。

 そんななか、今回の報道によると、クラブとの関係が悪化しているサンチョバルセロナが興味を示しているという。バルセロナは手薄となっている“純粋な”左ウイングの獲得候補としてサンチョの動向を注視している模様で、1月にレンタル移籍で獲得することを検討しているようだ。

 果たして、サンチョは1月に新天地をスペインに求めることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

去就に注目が集まるサンチョ [写真]=Getty Images