フランスは香水やチーズなど“香り”の一大大国として知られているが、嗅覚に関して最新かつ最大の貢献となるかもしれない薬ができたと話題を呼んでいる。

仏紙ウエストフランスや英紙デイリーメールなどによると、フランスクリスチャン・ポワンシュヴァルさんが、消化不良を緩和するだけでなく、腸管内の悪臭を除去し、さらに“おなら”がチョコレートの甘い香りになるという薬を発明したそうだ。

そもそもの発端は2006年、ポワンシュヴァルさんが友人とのディナーの最中にしてしまった粗相が、あまりにも最悪かつ不快であったために「何かがなされなければならない」と一念発起。おならがバラやスミレのような香りになる100%天然由来の薬を発明し、月に数百錠の「おならピル」をオンライン上で売り上げるようになった。

今回はクリスマスに合わせて、カカオや海藻、フェンネルなどを調合した「おならピル・チョコレートの香り」を開発したとのことで、クリスマス休暇中のお腹の膨満感対策などにも対応している至れり尽くせりの製品と言えるだろう。

ポワンシュヴァルさんは「ジョークグッズの一環と思われているのかクリスマスに向けて売り上げ急上昇です」と語り、新製品の評判に満足のようだ。

ネットではこの風変わりな話に多くの感想が寄せられており、「私のはいつだってバラの香り…のはず」「玉子の香りとかありそうだな」「新年のお祝いの贈り物として最適のようだ」とネタを楽しんでいるようなコメントが並んでいる。