レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、同クラブでの通算勝利数で歴代2位に浮上した。17日、クラブ公式サイトが伝えている。

 ラ・リーガ第5節が17日に行われ、レアル・マドリードレアル・ソシエダと対戦。5分に久保建英のお膳立てから最後はアンデル・バレネチェアに押し込まれ、先制を許したものの、46分にフェデリコ・バルベルデの一撃で同点に追いつくと、60分にホセルのヘディングシュートで勝ち越しに成功し、2-1で逆転勝利を収めた。

 この勝利によってレアル・マドリードでの通算勝利数が「173」となったアンチェロッティ監督は、ジネディーヌ・ジダン氏が記録した172勝を上回り、レアル・マドリード史上2番目に勝利数の多い指揮官になったという。なお、歴代1位はミゲル・ムニョス氏が記録した357勝となっている。

 今季のラ・リーガで唯一の開幕5連勝を達成した試合後、アンチェロッティ監督は「これまでプレーした5試合のうち3試合で先制を許して劣勢に立たされている。試合に戻るのは難しく、今日見たようにさらなる努力を見せなければならないから、それを防がないといけない」と試合の入り方についての改善点を挙げつつ、次のように続けた。

「今日はとてもいいサッカーをするチームとの対戦だった。チームの献身性、エネルギー、そして意欲のおかげで勝利を勝ち取ることができた。でも、それらはここまですべての試合で見ることができているものだ。私たちは相手が90分間耐えることが難しいと感じるほどの激しさで立ち向かうことができる」

レアル・マドリードを率いるアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images