2023年9月16日ヒカキンが相次ぐ広告での自身の写真の無断使用についての動画を公開。今年4回目となる注意喚起動画で厳重な措置をとると報告した。

参考:【写真】ヒカキン、怒り心頭……自身の写真を悪用したゲーム広告とX(旧:Twitter)アカウント

 今回はゲームアプリ『Doggo GO』の広告で、ヒカキンの動画の一部が切り抜かれて使用されていることが発覚した。ヒカキンが運営するHikakinGamesは、今年で10周年を迎える。その10年間の名場面をふんだんに使い、TikTok上で広告が流されている様子。ヒカキンは「10年の名場面全部勝手に使って!」「ネットのおもちゃじゃねぇか!」と、怒りをあらわにした。また、ゲームの運営会社ではなく、ダウンロード数に応じて報酬をもらえる個人が勝手に広告を作ったのではないかと推測した。いずれにせよ無断使用には変わりないため、厳重な措置を取ることを動画で伝えた。

 そしてもう1件は、見るからに偽物だろうと思われるX(旧:Twitter)なりすましアカウントである。そのアカウント名は「ヒカキン 個人融資」。お金がない人に対し、即日1万円から支援をすることを謳っているが、利子や規約もなにも記載されていない。「わかると思うんですけど、僕は絡んでいないので融資しませんし、気をつけて下さい。甘い話には」と注意を促した。

 ヒカキンが無断で写真や動画を広告に公開されることは、今年に入って4回目。それぞれ2月に2回、7月に1回、注意喚起の動画を公開している。それにもかかわらず、無断使用の被害は後を絶たない。悪質な広告も多く、その都度ヒカキンは頭を抱えている。

 ただその度にファンが気づき、ヒカキンへ伝えることにより、無断使用の早期発見につながっているため、ある程度の抑制効果は現れているのかもしれない。誰もが様々なコンテンツを作成できるネットという環境において、完全に取り締まることは難しい。それでも継続的に動画で訴えかけることで、少しでも偽広告が抑制され、被害が減ることを期待したい。

(文=大里直也)

動画サムネイルより