凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は中期経営計画の重点施策の一つとしてグローバル市場におけるパッケージ事業の拡大に取り組んでいます。
このたび凸版印刷の子会社であり、欧米で食品などの軟包装事業を展開するInterFlex Group(本社:米国ノースカロライナ州、以下InterFlex)は、英国を中心に日用品などの軟包装事業を行うSkymark Packaging International Limited(本社:英国ノースリンカンシャー・スカンソープ、以下Skymark Packaging)の株式を100%取得し、2023年9月15日に完全子会社化しました。

今回買収したSkymark Packagingは日用品向けのパッケージに強みがあり、サステナブル包材向けに需要の高まっているPP/PEフィルムの製造も行っています。凸版印刷が2021年7月に買収したInterFlexは食品向けのパッケージが中心であるため、欧州において相互に強みを補完したコンバーティング事業の展開が可能となります。加えてチェコ共和国で2024年末から製造開始予定の透明蒸着バリアフィルムとして世界トップクラスのシェアをもつ「GL BARRIER※」をSkymark Packagingの有するコンバーティング拠点で活用することで、欧州市場において食品だけではなく幅広い用途で需要の高まっている環境適性の高いサステナブル包材を含め、包装部材の提供からパッケージ最終製品までワンストップで提供することができるようになります。

■ 本買収の背景/目的

世界のパッケージ市場では、循環型社会の実現に向け、有限な資源を効率的に利用/再生産し、持続可能な形で循環させることが可能な環境配慮型パッケージが求められており、特に環境先進国である欧州諸国では、環境適性/リサイクル性能に優れたパッケージの需要が急速に高まっています。

今回の買収により、凸版印刷はさらにグローバルにおけるSX(Sustainable Transformation)ビジネスを加速させていきます。

■ 対象企業の概要(買収時)

■今後の展開

凸版印刷は、社会的価値創造企業の実現に向けて、コンバーティング事業および透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」のグローバル展開を加速し、2025年度までに海外パッケージ関連事業で売上高1,500億円を目指します。

※ GL BARRIER

「GL BARRIER」は凸版印刷が開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明蒸着バリアフィルム「GL FILM」を軸とした総合バリア製品ブランドです。「GL FILM」は独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されています。

URL:https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/barrier_film/

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

配信元企業:凸版印刷株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ