2023年9月9日ルワンダの魅力や文化を発見するイベントがルワンダ大使館(東京・世田谷区)で行われた。

 ルワンダ大使館とルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクト(株式会社Seika Corporation内: 本社: 群馬県太田市/代表取締役 野本一錫) が共催した「第1回 ルワンダ人女子留学生を囲んでのアフタヌーンティー会」。

 ルワンダ共和国は、東アフリカにある共和制国家。内陸国であり、西はコンゴ民主共和国、北はウガンダ、東はタンザニア、南はブルンジと国境を接する。首都はキガリ。イギリス連邦、東アフリカ共同体アフリカ連合などの加盟国だ。日本からは、ルワンダへ向かう直行便はないが経由便を利用してドーハ、ケニアエチオピアベルギーで乗り継ぎすることになる。所要時間は経由地や乗り継ぎ時間にもよるが、平均22時間程度かかる。時差は日本が7時間進んでいる。

 この「第1回 ルワンダ人女子留学生を囲んでのアフタヌーンティー会」は、ルワンダの女子留学生4人+日本人女性4人で開催予定をしていたが、諸事情により留学生はシュクールさんだけの参加になり、初回は日本人の女性起業家4名、ルワンダ大使館のエリック秘書官を含む計7名でのアフタヌーンティー会になった。

 ルワンダの女子留学生のシュクールさんは、東京外国語大学大学院で学んでおり、博士前期課程(修士課程)を修了している。これから「平和と紛争」のテーマで、博士号を取得して、将来は、国連職員として世界の紛争地域で平和の実現を現場で実践するか、大学で教授として、学生達に「世界の平和と紛争」について伝えたいという。

 ルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクトの共同代表、野田和男氏は「ルワンダの真実の姿や魅力をもっと広めたい」という情熱的な思いを語る。

 ルワンダに依然として残る「女性は家にいて家事をしたり子育てをするべき存在であり、外に出てスポーツをするべきではない」という伝統的偏見を、女子ゴルフのスターを発掘や育成することを通じて、粉砕する(or 無くす)こと目指すこのプロジェクトでは、その活動を通じてルワンダの現代の真の姿を伝える試みが進められている。 

 溢れる才能や情熱を併せ持つルワンダの女子ジュニアやユースに、プロゴルファーという職業選択肢があれば、ゴルフをする女の子たちが増え、スポーツ界におけるジェンダー不平等(28% : 72%_2015年現在)を改善できるだけでなく、ゴルフ産業や雇用が生まれ、プロとして養成しルワンダとゴルフスクールの名を世界に広げて、アフリカでゴルフを習うならばルワンダという流れができれば、ゴルフ産業&ゴルフツーリズムという循環型でサステナブルな構造が可能となる。

 エリック・カバリサ第一秘書官は「初めての試みとしてアットホームな雰囲気を重視しましたが、参加者からは大変好評をいただきました。次回のイベントは、アフリカンダンス体験などを予定しております」と話した。

 ルワンダはその緑豊かな風景や温かい人々で知られており、このような交流イベントは日本とルワンダとの絆をさらに強固にするものとなり、次回のイベントも、日本とルワンダの文化交流を促進させるものになりそうだ。

 このイベントやルワンダに関する詳しい問い合わせは、駐日ルワンダ共和国大使館にメール(infojapan@embassy.gov.rw)や電話(03-5752-4255)で。

ルワンダ人女子留学生・シュクールさん