自律移動ロボットを開発する株式会社Preferred Robotics(プリファードロボティクス、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:礒部達、以下PFRobotics)は、スマートファニチャー・プラットフォーム「カチャカ」が、医療・福祉、飲食業界などを中心に、事業の現場においても活用が進んでいることを受け、カチャカの法人向けサイトを9月19日(火)にオープンしました。 さらに、法人向けサイト内で、就労継続支援事業所のユーアンド 、千葉県市原市の内科のKKクリニック、ネットワーク機器専業メーカーのアライドテレシスの導入事例を公開しました。

法人サイトURL:https://kachaka.life/business/

チャカは、AI技術を搭載し、人の指示で家具を動かす自律移動ロボットです。多様化する人々の生活をより便利にするため、PFRoboticsがこれまで業務用ロボット領域で培ってきた技術を応用し、人の指示通りに自動で動く家具「スマートファニチャー」の実現を目指して開発されました。

チャカは、人の声や専用アプリの指示でスムーズに室内を移動しながら、ドッキングした家具を指定された場所まで運ぶことができ、現在は、一般家庭のみならず、オフィス・医療機関・工場・研究など、幅広い業界で利用が進んでいます。また家庭用を想定して開発されたため、一般的な業務用運搬ロボットよりも安価、かつ専用アプリを使えば誰でも簡単に設定ができる上、多様な事業者の環境に対応可能です。

例えば、オフィスや病院などで、これまで人が運んでいた施設内の備品や書類などの運搬業務をカチャカに任せることで、働く人の精神的・肉体的負担を軽減させるとともに、業務効率化が期待できます。また、最新テクノロジーを搭載したロボットの導入は、取引先や施設利用者の注目度も高く、話題性の創出にも寄与します。実際に、働くスタッフや利用者、お客様から好評という声も多数いただいています。


今後は、事業現場の用途に合わせた専用家具の個別カスタマイズに対応するなど、法人のお客様のさまざまなニーズに合わせて、アップデートを行っていく予定です。

■カチャカの導入事例

1 スタッフの負担軽減&業務効率化!さらには話題性による集客効果も!

就労継続支援B型事業所「ユーアンド」
ユーアンドは、障がいや心の病によって一般就労をすることが困難な方々に、スタッフのサポートのもとお仕事をしていただき、支援をする事業所です。

ウェブサイト: https://youand-osaka.com

導入の背景
これまで、利用者様が行う業務に必要な備品は、全てスタッフが準備していました。 中でも、利用人数が増えていくにつれ、準備した内職品を各利用者様の机に運んで、完成したら回収するという運搬作業の負担が大きいという課題がありました。 さらに業務以外にも、お昼休憩時のお弁当もスタッフが配膳しており、何とかこの運搬作業を効率化できないかと悩んでいたところ、カチャカの導入を検討。スタッフの負担軽減に繋がると考え、導入に至りました。

チャカ導入後の変化

運搬作業をすべてカチャカに任せることにしたところ、従来のスタッフが何往復も移動する労力を削減することができました。また、スタッフも内職品の準備に集中することができるようになったため、手配ミスも減り、効率化が進みました。さらに、最先端のロボットを導入していることをホームページに掲載したところ、話題性があり集客効果も実感しています。スタッフだけでなく、利用者様からも好評で、コストパフォーマンスの高さを感じています。

2 カルテの運搬業務の効率化で生産性向上!
血液疾患の治療が可能な数少ない内科「KKクリニック市原」

千葉県市原市の内科・血液内科で、高血圧や糖尿病などの一般内科診療に加えて、貧血、白血病、悪性リンパ腫などの血液疾患の治療が可能なクリニックです。血液疾患は専門とする医師が少なく、治療が可能なのは限られた総合病院のみという状況を少しでも改善すべく開院されました。

ウェブサイト:https://kkclinic-ichihara.com/

導入の背景
KKクリニックでは、電子カルテを導入しているものの、完全なペーパーレス化が困難という課題がありました。1日の病棟内の運搬回数は相当なもので、関係者の負担も大きいことから、カチャカ導入を検討しました。テスト使用したところ、動きのスムーズさ、タスク遂行の正確さに加え、スタッフが愛着を感じ、別れを惜しむ声が続出したことより、導入に至りました。

チャカ導入後の変化
医師やスタッフの移動を大幅に削減することができ、診察効率の向上だけでなく、医師や看護師が患者様と接する時間をより長く確保することができるようになりました。また、これまで気づけなかった、生産性の低下に繋がるプロセスが発覚し、生産性の向上へと繋がりました。

3 人力では不可能な何百時間もの無線LANの品質検証を実施!

通信機器会社「アライドテレシス」

アライドテレシスは、ネットワーク機器およびソフトウェア・ソリューションの設計、製造、販売を行う企業です。

ウェブサイト:https://www.allied-telesis.co.jp/

導入の背景

アライドテレシス独自の無線LAN技術「チャンネルブラケット」は、端末を移動しても通信が途切れないことが特長で、カチャカはその品質を検証するために導入しました。これまではスタッフが端末を持って、社内を歩き回りながら検証していたところ、なかなか想定した成果が挙げられませんでした。レストランでよく見る配膳ロボットの活用も考えましたが、価格が1台300万円ほどと高額なため断念。そんな中、たまたまテレビの情報番組でカチャカの性能と価格を知り、展示販売されているお店に伺って詳細を確認しました。

チャカ導入後の変化

チャカの上にスマートフォンとノートパソコンを載せ、休日も朝から晩まで事務所内をぐるぐると走らせています。人力ではできなかった何百時間といったテストを実施できたことで、社内外に弊社サービスの品質を説明しやすくなったことが非常にありがたいと思っています。今後も、新しい無線LAN規格のテストなど、カチャカを活用した品質管理の自動化を進めていこうと考えています。

株式会社Preferred Roboticsについて

自律移動ロボットの研究、開発、製造、販売を行うPreferred Robotics(PFRobotics)は、深層学習などのAI開発スタートアップである株式会社Preferred Networks(PFN)の子会社として2021年11月に設立されました。PFNと共に目指す『すべての人にロボットを』を実現すべく、PFNが強みを持つ深層学習ディープラーニング)技術とスーパーコンピュータを最大限に活用し、人の役に立つロボットの提供を目指しています。

PFRoboticsは、会社設立と同時にアマノ株式会社、2022年3月に旭化成ホームズ株式会社、株式会社三井住友銀行と資本業務提携をおこないました。アマノと共同開発した業務用の小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT」(2022年10月発売)に続き、自社開発の家庭用自律移動ロボット「カチャカ」を2023年5月17日(水)に発売しました。

企業サイト:https://www.pfrobotics.jp/

配信元企業:株式会社Preferred Robotics

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