ABEMAオリジナル恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ』（以下『恋ステ』）の新シーズン『恋する♥週末ホームステイ 2023夏』が、8月1日より放送開始。
本番組は出会うはずのなかった高校生たちが、週末だけのホームステイを通じて、ひと夏の恋をする恋愛リアリティショーだ。新シーズンの舞台は沖縄と関西。ヤングスキニーの書き下ろし楽曲「君の街まで」が彩るオープニングムービーを幕開けの合図に、高校生たちのそれぞれの想いが交差し始める。
以下より、最終話の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
・ついに2組のカップルが誕生！
今回の『恋ステ』は、"会えない期間"が大きな鍵となったシーズンだったと言えるだろう。第一印象から大きく選択が変わったメンバーも少なくないなか、男子からの最終告白を経て、合計2組のカップルが誕生した。それでは、それぞれの選んだ結末を振り返っていこう。
最初にカメラが捉えたのは、屋上にやってきたねねだ。ねねといえば、りょうたとたくみで揺れながらも、てんたからまっすぐに思いを伝えられていた。緊張感が漂う空気のなか、階段を登ってきたのはてんたとりょうた。この場にたくみが現れなかったことから、彼がいちか、またはりむの元へ向かったことは想像に難くない。
てんたが「世界中の人が羨むくらいねねを幸せにします」と想いを伝えると、対抗するかのように「今日、この日を俺らの記念日にしたいなって思う」とりょうたがねねへの気持ちを言葉にした。いつも周りを気遣い、ムードメーカーとして場を盛り上げていた2人。仲の良い2人からの告白を受けたねねは、「たくさん考えたし悩んだんだけど」「私が付き合いたいのはりょうたくんです」とまっすぐにりょうたに想いを向けた。
残念ながら今回はカップル不成立となってしまったてんただが、最後のインタビューでも「この旅で出会った友達全員がいちばんの宝物」と彼らしい仲間想いな一面を見せた。てんたがいたことで、9人の絆がより深まった場面を視聴者は何度も目にしてきたからこそ、彼の優しさに胸打たれる場面だった。
・カップルとなったねねとりょうたはその後……？
一方、カップル成立したねねとりょうたの“続き”も。りょうたの想いを受け取ったねねは「りょうたくんのことが大好きです。私でよければ付き合ってください」と自分から告白を返す。そんなねねの可愛らしさに、りょうたは思わずバックハグ。遠距離になることに対しても、「毎週行く！」とねねが可愛らしく宣言した。
場所は変わり、緊張した面持ちのこころがクローズアップされた。こころの元に向かったのはゆうまとろびん。告白の瞬間では、2人のキャラクターがより際立つ言葉選びが印象的だった。ゆうまが「世界一最高な彼氏になるので、ずっと自分のそばにいて欲しいです」と語り、ろびんが「俺がこころのことを1番幸せにします」と告白し、スタジオから歓声が上がるシーンも。
しかし、こころが出した結論は予想外のもので、"どちらも選ばない"という選択だった。どうやらこころの中では相手に対して「素でいられるかどうか」が鍵になった様子。さらにこころは、「目を追いかけちゃっている自分がいて」と、りょうたへの想いが完全には吹っ切れていなかったことも真摯に打ち明けた。まさしく“時間切れ”で恋が実らなかったろびんの結果は、『恋ステ』ならではの短い期間の中で恋愛感情を育てる難しさが浮き彫りになったとも言えるのではないか。
最後に、今シーズン最も多くの女子から人気を得たたくみの告白の結果がついに明らかに。それぞれの思いを描くように、交互に映し出されるりむといちか。前向きに想いを伝え続けたりむと、リベンジメンバーとして今回で3度目の出演となるいちかには、それぞれ応援したくなる魅力がある。だからこそ、「たくみはどちらを選ぶのか？」は今シーズンの最大の見どころとも言えるだろう。
階段の先で待っていたのは、いちかだった。「僕が大好きなのはいちかです。僕と付き合ってください」とたくみがストレートに想いを伝えると、いちかも笑顔で頷いた。いちかが残した「いままで過去に泣いたり辛いことがあったのは、たくみに出会うために必要なものだったのかなと思っています」という言葉通り、たくみの告白はまさに『恋ステ』を締めくくる集大成であり、彼女にとっての最高の結末となった。
たくみに想いを寄せ続けていたりむは、「悔いないです、全部できたんで。次は山﨑 賢人でお願いします（笑）」と笑顔でコメント。彼女の前向きなマインドや時折見せるギャップには、毎話目を惹かれる魅力があった。ぜひいつか、りむの“リベンジ”も観たいところだ。
今シーズンでは恋愛のほろ苦さも捉えた、それもまた『恋ステ』ならではの“短期決戦型”の恋愛模様の面白さだった。最後には、りょうた&ねね、たくみ&いちかがスタジオに登場し、仲睦まじい姿を披露。成立した2組のカップルはどちらも遠距離恋愛が想定されるが、「会えない期間」に深まった絆がそれぞれの想いを一層強固にしてくれることだろう。
（文＝すなくじら）
コメント