金子恵美・岸田文雄

19日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、金子恵美岸田文雄首相が内閣改造で副大臣・政務官に女性を1人も登用しなかったことに苦言を呈した。


■岸田首相の発言に批判

番組は岸田首相が内閣改造で5人の女性閣僚を登用したことについて、「女性ならではの感性を発揮して」と述べたことについて一部から「典型的なジェンダーバイアス内面化おじさん」などと批判が上がっている話題を取り上げる。

意見を求められた金子は「政治は男性がするものという性別役割分担意識がたしかに政治は強いので、それはあるんですけど、今回の岸田さんは別に褒めようと思って言ってるつもりもなくて」と指摘した。


関連記事:大竹まこと、『TVタックル』で岸田文雄政権の外交力を疑問視 「外交の岸田って…」

■批判に金子が理解を…

さらに「岸田さんだけじゃなくて女性の候補者とかも、選挙で『女性ならではの』とか『女性だからこその感性』でとか『女性の視点で政治を政策を作っていきたいです』と何気なく言っているところが。政治の分野では結構こういう言い方は正直、女性でもします」とコメントする。

そのうえで「遅れている分野だからこそ、女性の多様な視点とか女性の意見が反映できるようにがんばりますというような言い方をしているので、 多分そういう感覚であって、そこまで岸田さんがジェンダーフリーの意識が低くて言ってるということだけではないのかなと私は思いますね」と岸田首相を擁護した。


関連記事:大竹まこと、『TVタックル』で岸田文雄政権の外交力を疑問視 「外交の岸田って…」

■副大臣・政務官女性0人を批判

一方で金子は「発言よりも問題なのは、副大臣と政務官に女性が1人もいなかったというのには、驚愕でしたね」と岸田首相が内閣改造で副大臣と政務官に女性を1人も登用しなかったことに言及。

そして「自民党に45人女性議員がいて、5人が閣僚に入りましたから、40人女性がいて。さらには公明党にも女性がいることを考えると、政務官・副大臣っていうのが何期になったら順番が回ってくるというところもあるんですけど、そういう面も」と話す。

さらに「だけれどもせっかくここまで大臣・閣僚の女性を増やしたんであれば、副大臣・政務官にも入れるべきだったんだろうなというところは、残念に思いましたね、私は」とコメントしていた。

・合わせて読みたい→ひろゆき氏、岸田文雄首相の長男・翔太郎秘書官にチクリ 来月1日付の辞職は「ボーナスが…」

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

金子恵美、岸田文雄首相の副大臣・政務官女性0人を疑問視 「驚愕でした…」