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9月5日エルサルバドルショッピングモールにて、2歳女児がエスカレーターに指を挟まれる事故が発生した。母親が目を離していたすきに、エスカレーターの隙間に女児の手の指が巻き込まれてしまったという。その後エスカレーターから解放された女児はすぐに病院で手術を受け、幸いにも指の切断を免れた。救助活動の様子を捉えた動画がネット上で拡散されており、注意喚起の声が多数あがっていると、米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。

事故が発生したのは今月5日午後6時半、エルサルバドル西部サン・サルバドル県アポパ市にあるショッピングモール「Plaza Mundo」だ。この日、母親と一緒に同ショッピングモールを訪れていた2歳女児は、買い物に飽きたのか、近くにあったエスカレーターに興味を示した。

ステップがエスカレーター内部に流れていく様子を眺めていた女児は、エスカレーターを触ってみたくなったのか、手を伸ばしてしまった。この時、母親は他のことに気を取られていたようで、女児の危険なこの行動に気付いていなかった。女児の行動を止める人は周囲におらず、エスカレーターの隙間に触れてしまった女児の指が内部に巻き込まれてしまったのだ。

我が子の異変に気がついた母親はすぐに助けを求め、技術チームが現場に駆け付けた。女児の指が切断されてしまう危険もあり、技術チームは慎重に救助活動を行った。当時の様子が動画に収められており、大勢の技術者がエスカレーターの周囲に集まって救助活動を行う様子が映っている。また、女児の母親が、指が挟まったまま動けない我が子の上に覆いかぶさってなだめる様子も確認できる。

しばらくして女児の指はエスカレーターから解放され、すぐに病院へ運ばれて手術を受けることになった。撮影されたレントゲン写真には、ぐにゃりと折れ曲がった女児の親指が写っている。指切断という最悪のケースも考えられていたが、医師の懸命な治療のおかげで指の切断は免れ、後遺症もほとんど無い状態となった。翌日には退院できたが、しばらくはリハビリ生活が続くという。

今回のニュースを見た人々からは、「2歳の子をしっかりと見ていないなんて、ありえない」「この子はエレベーターがトラウマになっただろうな」「似た状況で足を失ったケースもあるし、この子は本当に幸運だったね」などの声が寄せられている。

なお2020年11月にも2歳女児が指をエスカレーターに挟まれたケースがロシアで発生していたが、買い物客らが大勢集まってエスカレーターを逆方向に動かし、女児は無事に救出された。

画像は『TDPel Media 2023年9月11日付「2 year old girl almost lost her fingers after getting them stuck at a mall escalator in El Salvador.」』「Toddler saved after trapping hand in escalator: ‘God bless that little girl’」(Jam Press Vid)(Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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