ドイツ代表GKのオリバー・カーン氏がサウジアラビアを訪れている。

現役時代、主にバイエルンドイツ代表で活躍し、闘志むき出しのプレースタイルと野性味るプレーで闘将と呼ばれたカーン氏。2002年の日韓・ワールドカップ(W杯)ではGKとして初めてMVPに輝く活躍を見せ、日本でも人気が高い人物だ。

2021年からはバイエルンの取締役(CEO)に就任していたものの、昨シーズンは途中での監督交代もあり最終節までリーグ優勝を決められず。最終的にはブンデスリーガ11連覇を達成したものの、CEOを解任されていた。

その後はフリーの身になっているカーン氏だが、今夏の移籍市場を大きく賑わせたサウジアラビアリーグを視察に訪れたようだ。

自身のインスタグラムを更新すると、アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや、バイエルン時代には獲得に携わったセネガル代表FWサディオ・マネとの2ショットを投稿。「トレーニング見学と施設の見学を受け入れてくれたアル・ナスルに感謝したい。2人にも会うことができた。すでにドイツに戻っているが、サウジ・プロ・リーグ今後どのように発展していくのか興味深い」としている。

また、カーン氏はその前にはアル・ヒラルも訪問しており、ブラジル代表FWネイマールとの2ショットなども投稿し、「私を受け入れてくれた伝説的なクラブ、アル・ヒラルに感謝したい。監督、選手、そして彼らのスーパースターであるネイマールと会えて最高の時間だった」と綴っている。

ただ、ドイツ『シュポルト1』によると、ドイツのファンは人権侵害などの問題から注意を逸らせようとスポーツウォッシングをしていると非難されているサウジアラビアに関する投稿に否定的とのこと。カーン氏の投稿には、「伝説のクラブだって?笑わせないでくれ」、「金のためなら何でもするんだな」、「恥を知れ」、「尊敬が失われていく」といったコメントが相次いでいる。

さらに、サウジアラビアの観光プロジェクトに関する投稿も行っているカーン氏。フリーとなった今、その視線はサウジアラビアへと向けられているのかもしれない。




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