リンリン

 秋元康氏が総合プロデュースする新アイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」のオーディションが佳境を迎えている。従来のアイドル活動に代表されるコンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やNFTなどのWeb3.0技術を駆使した新しい活動領域もプラスしたリアルとバーチャルを行き来する新アイドル。オーディションでは今年4月から募集を開始し、いくつかの審査を経て、114人がファイナルステージに進出。そこから更なる関門をくぐり抜け、最終審査に進む29人が決定した。最終メンバー決定に向け9月24日にはその29人をお披露目するイベントが東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で行われる。彼女たちはいまどのような思いでいるのか。連載で一人ひとりを紹介していく。なお動画ではチャームポイントを披露してもらった。本稿では熊本県出身14歳のリンリンを紹介する。

――なぜこのオーディションに臨もうと思いましたか?

 私は元々アイドルになるのが夢だったのですが、お母さんがこのIDOL3.0 PROJECTのオーディションがある事を教えてくれて、お父さんと説明会に行くことしました。そこでの公開スカウトで声をかけていただき、参加させてもらう事になりました。

 なぜ、私がアイドルを目指しているのかというと、たくさんの人を笑顔にしたいからです。私はバレエ新体操を習っていたのですが、発表会の時に見てくれた方が笑顔で応援してくれたのが嬉しくて、ステージで表現するのが楽しく、好きになりました。

 そして、お母さんの誘いで初めて行ったNiziUさんのLIVEを見て、私もこの方たちみたいにステージ上で輝くアイドルになりたい 、みんなを笑顔にしたい!と思うようになりました。LIVEを見たその日からMVを見て独学で振りを覚えて家族の前で披露するようになりました。家では常に歌って踊っているので最初は楽しく見ていた家族からもちょっと静かに!なんて言われるくらいに私はアイドルの沼にハマっていきました。

 アイドルはみんなを笑顔にする存在だと思うので、私がステージで歌ったり踊ったりお話したりすることで、皆さんを満面の笑みにできるアイドルになりたいです!

――このオーディションで大変だったこと、楽しかったことなど思い出深かいことと得たものは?

 このオーディションで1番楽しかったのは、グループHのみんなと5泊6日の合宿で一生懸命練習したことです。毎日遅くまで練習したり、より良いパフォーマンスをつくりあげる為に沢山話し合ったりしたのは、とても大変ではあったのですが、その分楽しい思い出になりました。結果は3位と1歩及ばずだったのですが、そこで味わった悔しさをバネにここまで頑張ってこれたのでとてもいい経験だったなと感じています。

 また、1番大変だったのは、個人審査の時にリンリンの魅力をたくさん出すために沢山練習したことです。私は個人審査でルービックキューブを揃えながら自己紹介をしたのですが、ルービックキューブを揃えながらお話するのって難しいんです!

 ルービックキューブは自己紹介をしながら揃えると制限時間をすぐに超えてしまうので、上手くできるようになるまで何回も練習しました。その結果、審査当日では見事時間内に自己紹介しながら揃え終わることが出来たのでとても嬉しかったです。

 この経験から努力することの大切さと努力は必ず報われるんだなということを知れたので、これからもアイドルになるために必死に努力してアイドルになるという夢を掴みたいです!

――最終審査に向けた意気込み

 家族や祖父母の前で踊っていると、リンリンはアイドルになるために生まれて来たみたいねって言われます。特に、ダンスや歌っているときの表情が良いって褒めてもらえます。コロコロ変わるリンリンの表情、是非注目して見てください!

 また、個人審査の課題ダンスは、一つ一つの動作がドラムの音とシンクロするように、細かい音に合うように、お手本を何度も見返して夜遅くまでお母さんと一緒にスタジオに行ってたくさん練習しました。その結果個人審査では、今までで1番良いダンスを届けることが出来ました。YouTubeにアーカイブが残っているので、ぜひ見てください!第1部の5番です!

 このオーディションに出会いFinalStageまで進出することができ、夢がどんどん現実に近づいていて、とても嬉しいです。

 ここまでこれたのは、信じて送り出してくれた家族や、支えてくださったスタッフの皆さん、そしてSNSを通じて“いいね”やたくさんの応援コメントをくださった皆さんのおかげです!

 皆さんの期待に応えられるように、この二ヶ月間、歌もダンスもSNSも全力で努力してきました。皆さんの応援を胸に、絶対にアイドルになって皆さんを笑顔にしてみせます!リンリンのベルの音をたくさんの人に届けられるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!