浦和レッズは20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ第1節で武漢三鎮とのアウェイ戦に臨み、2-2で引き分けた。

5月にアル・ヒラルを下し5大会ぶり3度目のアジア王者に輝いた浦和は、直近の0-0で引き分け京都サンガ戦のスタメンから5選手を変更。最前線にリンセン、2列目に右から高橋、安居、小泉と並べる[4-2-3-1]で臨んだ。

2013年創設で昨季中国スーパーリーグ王者の武漢三鎮に対し、浦和は開始3分、安居がGK強襲のシュートを浴びせる。

しかし徐々に受け身に回ると10分に失点。アジズとのパス交換からヤン・シャオビンにミドルシュートを蹴り込まれた。

失点後、押し込む時間を増やした浦和は25分、リンセンがボックス内に侵入してGK強襲のシュートを放てば、27分には伊藤の左クロスから安居のダイレクトシュートがポストに直撃。

ハーフタイムにかけても押し込んだ浦和だったが、好機を作るには至らず1点ビハインドで前半を終えた。

後半から関根、明本、ホイブラーテンを投入した浦和が引き続きポゼッションする展開となった中、55分に追いつく。安居の右クロスからリンセンのヘディングシュートが決まった。

しかし59分、荻原のミスパスから明本がPKを取られ、これをダビドソンに決められ勝ち越されてしまった。

後半から出場の明本に代えてカンテを投入した浦和は関根を右サイドバックに移行。しかし、攻めあぐねる状況が続き、このまま敗戦かと思われたが、追加タイム4分に追いつく。

リンセンのシュートのこぼれ球に反応したカンテが強烈なミドルシュートを突き刺した。

このまま10分の追加タイムが終了し、2-2でタイムアップ。敵地で貴重な勝ち点1を持ち帰ることに成功した。

武漢三鎮 2-2 浦和
【武漢三鎮】
ヤン・シャオビン(前10)
ダビドソン(後16)【PK】
【浦和】
ブライアン・リンセン(後10)
ホセカンテ(後49)