吉川美代子

21日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、元TBSアナウンサーの吉川美代子と安東弘樹がビッグモーターについて語った。


■ビッグモーターと損保ジャパンに立ち入り

ビッグモーターの保険金不正請求問題で、金融庁が同社と損保ジャパンに立ち入り検査をしたニュースを取り上げた21日の放送。

番組によると損保ジャパンからビッグモーターに40人以上の社員が出向していて、昨年7月には不正の疑いを認識しながら取引を再開させていたとのこと。

また事故車両の査定を簡略化する対応もとっており、金融庁は検査結果を踏まえて行政処分を検討していることが紹介された。


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■安東が持論展開

安東はこの問題に「以前から私は車を買う機会が多かったので、車屋さんが保険の代理店をやっているということに違和感を覚えていて。なんでこういうことになってるんだろうなと思って」と語る。

続けて「僕は外資系だとかダイレクト損保型へ早々に変えて。車屋さんとは別に保険を考えるようになったんですよね。98年に自由化されて、保険料がめちゃくちゃ安かったんです。既存の保険会社と比べると。これは良い悪いではないんですけども、日本系とかの保険会社は強くてまだ1割ぐらいしか外資系は扱っていなかったりする」と指摘。

そして「車屋さんが保険業務をやる。そこでなにかが食い違ってこういうことになったのかなと思います。愚直に保険は保険、車は車でやっていれば、僕はこういう状態にはならなかったと思う。ただ旨味があるゆえに、こういうことになっている」と話した。


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■吉川が苦言

ふかわりょうが「ビッグモーターの不正をわかったうえでやっているということになると、非常に悪質ということになりますよね」と指摘すると、安東も同調し「結託しているというのは問題。車を愛してやまないがゆえに、車屋さんは愚直に車だけをやっていれば」とコメントする。

話を聞いた吉川は「車を愛するお客さんのためを思ってやってほしかったですね」と語った。

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■消費者側の問題も?

さらに吉川は「買うほうもそこに行って、一緒に済んでしまうから楽というのもあったんですかね?」と質問する。

すると安東は「間違いなくあります」と同調したうえで「なんでも面倒なことを全部まとめてやってくれるということを、甘んじて受けてくれるという買い方にも問題があったのかもしれませんね」コメントしていた。


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■除草剤散布にも厳罰化を望む声

ビッグモーターについては保険金の不正請求に加え、複数の店舗で除草剤を散布する、街路樹を勝手に伐採などの行為も発覚し、批判が高まっている。

Sirabee編集部が、7月31日8月2日に全国10〜60代男女1,000名を対象に「ビッグモーターによる街路樹への除草剤散布」について聞いた調査では73.6%が「厳罰に処すべき」と回答した。

街路樹除草剤

業界全体の信用を失墜させた感のあるビッグモーター。今後、どのように信頼を回復していくのだろうか。

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年7月31日8月2日 対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

吉川美代子、ビッグモーター問題に苦言 安東弘樹は「車屋が保険の代理店」に違和感