テック企業で財を成した億万長者の男性が提唱し、自ら実行しているという「死なない」ための長寿プロジェクトの内容が、SNS上で大きな話題を集めている。『Rolling Stone』『IMDb』などの海外メディアが報じた。
■独自の老化抑制プログラム
複数の企業の創業者であり、作家やベンチャーキャピタリストとして莫大な財産を築き上げたブライアン・ジョンソンさん（46）。彼は自らの肉体の若々しさを維持することに、大きな関心を持っているようだ。
そこで「ブループリント」と呼ばれる老化抑制のためのプログラムを毎日行っており、肉体を保存するためのアルゴリズムだと語るその活動は、時に極端すぎる内容で人々の話題に上がっている。
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■ちょっと厳しすぎ？
例えばジョンソンさんは、毎日100種類以上のサプリメントを接種。医学的な検査を受け、午前11時以降は一切の食事を摂らず、午後8時半には必ず就寝するという生活を続けている。
2年前から年間約3億円を費やして本格的なアンチエイジングに取り組み、折に触れてその活動内容をウェブサイトなどを通じて外部に共有しているという。
「私の『プロトコル』は常にオープンに共有されていて、誰でもアクセスできます」と語る彼のSNSには、「進化に参加せよ、死を乗り越えろ（Don’t Die）」などの見出しが躍っている。
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■時には不思議な治療法も…
大金を費やすジョンソンさんのアンチエイジングは、時に周囲の理解が及ばないこともある。10代の息子から血漿の提供を受ける治療法は、目立った効果がなかったために中止している。
また「衝撃波療法」でペニスを若返らせたり、さまざまな病気のリスクを下げる特殊配合のエクストラバージョンオリーブオイルを接種することも、プログラムに含まれているという。そのオイルは、2本で1万1,000円ほどの値段だそうだ。
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■専門家は効果を疑問視
古くから、王族や億万長者などが「若返り」のために財産を費やしてきた例は枚挙にいとまがないが、多くの健康や長寿に関する専門家は、ジョンソンさんの「ブループリント」の効果に対して懐疑的な声を上げている。
また、ジョンソンさんが新たな治療法を公開する度に、SNSでは「彼は誰かに騙されて大金を払わされていませんか？」「人類はまだまだ死から逃れることはできないようです」「ペニス衝撃波療法って何？」といったコメントが寄せられている。
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